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81 ぬいぐるみ

 夜ベッドで寝ていると、出窓に置いてあるぬいぐるみが、ベッドに倒れてきた。

 わたしは、ぬいぐるみを元の位置に戻そうと思い、出窓へ押した。

 すると、手を噛まれた。ぬいぐるみにではない。猫にだ。


 猫は、ベッドの上にいると思ったのに、いつの間にか出窓へ移動していたらしい。

 しかも、ぬいぐるみが置いてある場所に。

 だから、ぬいぐるみが倒れてきたようだ。


 ぬいぐるみが置いてあったところには、薄いクッションが置いてある。だから猫はそこに座りたかったのかもしれない。

 仕方がない。猫がその場所を気に入ったのなら、ぬいぐるみは別の場所へ移動させなければならないだろう。

 ウチでは、猫が法律のようなものなのだ。


 わたしは、猫に弾き出されたぬいぐるみを、出窓の反対側に置いた。


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