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72 キャリーバッグ
先日、ワクチン接種のため、猫をキャリーバッグに入れて、病院へ連れて行った。
無理矢理キャリーバッグに入れられたことを覚えているのか、猫はキャリーバッグに近づこうとはしない。
以前は、ごはんをキャリーバッグに入れれば、ごはんにつられて入っていたのに。
しかし今は、ごはんを入れても、警戒して入ろうとしない。
これでは、今後猫に何かあった時に困る。
わたしは、再度ごはんをキャリーバッグに入れてみる。
猫は、それをじっと見ている。やはりごはんは気になるようだ。
猫は、そろそろとキャリーバッグに近づいてきた。
そして、中に入っていく。
しかし、かなり腰が引けている。
ごはんを食べ始めると、猫は夢中になっているようだ。
わたしは、猫がなんとかキャリーバッグに入ってくれてほっとした。
病気になったら、キャリーバッグに入れて病院へ連れていくのだ。
これからも、キャリーバッグに少しずつ慣らしていかなければならないだろう。




