表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/714

7 窓へ

 あたしは猫。気ままなところが長所かしら。


 あたしの楽しみは、窓から外を眺めることよ。

 ちゃんと窓の前に踏み台が置いてあるの。え?キャリーバッグ?これが?まぁ、あたしには関係ないわね。


 この窓から外を眺めていたら、この間、工事のおじさんからナンパされちゃったの。


「おい、猫だ!猫がいるぞ!」


 ふふん、あたしの可愛さに参っちゃったのね。

 でも残念ながら、好みじゃないのよね。ごめんね、おじさん。

 ん?おじさん諦めないのかしら。それに、他にも人が来たわ。あたしったらモテモテね。


 でも、あたしは外が見たいのよ。

 向こうの窓へ行こうかな。



 あら、ベッドにあたしのごはん係が寝てるわ。

 出窓へ行くには、ベッドを横切るのが早いけど、迂回してあげるわね。あたしったら優しい!


 あ!掛け布団が丸まっているじゃない!あの上を歩くのは面倒なのよ。仕方ないわ、こっちの方が歩きやすいわね。よっと。


「いたっ、痛い!いたたっ」


 床が何か言ってるわ。まぁ、気にならないけど。


 やっと窓に着いたわ。窓とカーテンの隙間に入るのがイイのよ。

 ふぅ、気持ちイイわねぇ。



 なんだか暑くなってきたような......

 中へ入ろうかしら。


「暑かったの?」


 べ、別に暑かったからベッドに倒れこんでるわけじゃないのよ。


 そうよ!添い寝してあげようと思ったのよ!

 感謝しなさい!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ