697 もう24時☆
23時半。眠い。明日のためにも早く寝なければ。わたしは急いで寝る支度をして、ベッドへ入った。いや、入ろうとベッドに座った。そこへすかさずやってきたのは、ウチの子だ。
わたしの膝に座って、顎を撫でろとの指令が。もちろん女王様(ウチの子)に逆らうことは出来ない。
ナデナデナデナデ。わたしが手を離すと、見上げてくる女王様。ナデナデナデナデ。また手を離すわたし。わたしを見上げる女王様。
「まだなの?」とウチの子に問いかけるわたし。しかし、わたしの膝から退く気配はない。それからもしばらく撫で続けた。
時間は24時を過ぎた。眠い。仕方なく、無理やり立ち上がった。わたしのスカート(ルームウェア)に爪を立てる猫。それでもなんとか立ち上がった。ちなみに何故抱き上げなかったかというと、噛まれるのがわかっているからだ。自分がいたい場所を無理やり移動させられるのは、やはり嫌なようだ。だから、立ち上がった。なんとかわたしの膝から猫が降りた所で、すぐにベッドに横になった。すると猫は、すぐにベッドのわたしの足を踏みつけ、反対側のわたしの足に寄りかかった。ああ、これでやっと眠れる。安心して、わたしは眠りについた。
もう部屋は電気を消している。久しぶりにカメラのフラッシュ機能を使った。




