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666 あらら ☆

 ある日、わたしとウチの子はわたしのベッドで寝ていた。そして、わたしは録画したフィギュアスケートを観ようと起き出した。

 わたしがテレビを観ていると、ウチの子が起きてきた。時間は15時半。いつもなら17時くらいまでは寝ている。ベッドの隣にわたしがいないことに気づいたらしい。ウチの子は駆け寄って来て、わたしを見上げた。まさか早いごはんの要求? でもわたしはテレビに夢中。ウチの子の頭をテレビを観ながら撫でた。すると猫は自分を見て欲しいらしく、わたしの足に手をかけた。わたしはまたもやテレビを観ながらウチの子の頭を撫でた。

 わたしがテレビに集中していると、ウチの子がいなくなっていた。どこへ? と思ったら、キッチンのポットの上にいた。しかもわたしの方向にお尻を向けて。いつもは前を向くのだが逆向き。これは拗ねている。その格好が面白くて、思わず笑うわたし。でも猫は振り向かない。後ろから見ると、毛玉があるようだ。思わず写真を撮ろうとすると、振り向き、しかもポットの上に座った。どうやらごはんをもらえると思ったらしい。だが、ちょうどわたしは出かける時間。わたしは、


「行ってきまーす」


 と言ってドアを閉めた。さて、帰る頃には機嫌は直っているだろうか。


挿絵(By みてみん)


お尻はみ出してる

いつもお読みくださりありがとうございます。

この回で666話となりました! 切りのいい回なので特別な話にしようかと思ったのですが、いつもと変わらない感じになりました。

これからも続けていくつもりですので、今後ともよろしくお願いいたします。(^o^)/

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