655 あれ? ☆
ウチの子の健康診断に行ってきた。午前中に病院へ行き、猫を預けて午後に迎えに行く。
当然朝ごはんは抜き。病院の予約は9時半。いつもの朝ごはんの時間は7時前後。家を9時前に出ることにしていた。それまでは朝ごはんの要求に耐えなければいけない。わたしはひたすら寝たふりをした。
そして病院へ行き、午後に迎えに行き帰ってきた。病院では萎縮していたらしいが、ウチに帰ってきたらいつも通り。そしてテーブルの上へ乗ってきた。わたしは正面から猫を見た。ん? ウチの子の何かが違うような。何だろう。この違和感は。うーん、よくわからん。
よくわからないのでわたしは猫をそのままにしていたが、違和感に気づいた。猫を撫でている時だった。首輪! 首輪がない! わたしは慌てた。その首輪には、わたしと猫の名前、わたしの電話番号が書いてあるのだ。まずい! どこへ落とした? その日は健康診断へ行った。ということは病院? ん? 待てよ。そういえば帰りのキャリーバッグの中で随分と暴れていたような……。わたしはキャリーバッグの中を見た。するとそこに首輪があった。ほっ、良かった。しかしよく見ると、かなり古くなり、首輪を留める金具の穴が大きくなり外れやすくなっていた。これは新しい首輪を購入しなければ。早速今のと同じように、わたしの連絡先などを彫ってもらう首輪を注文した。名前などを彫ってもらうので、1ヶ月ほどかかるとのこと。それまではとりあえず今の首輪をわたしはウチの子に着けた。が、よく見ると、上下逆に着けていた。わたしは猫の首輪を外した。そしてまた着けようとすると、今度は嫌がり逃げ出した。言い方は悪いが、2回も首を拘束されるのが嫌だったのだろう。しかし着けなければ、いざというときに困る。わたしは猫を追いかけ、なんとか着けた。だが、1ヶ月後新しく購入した首輪を付け替えなければいけない。またその時は追いかけっこになるのだろうか。
いつも
あれ?




