649 反省 ☆
お食事中の方注意。
わたしは朝4時に起きた。トイレへ行って洗面所で手を洗い、また寝た。そして6時になったので起きた。
あれ? いつもならごはんを要求してくるはずのウチの子がいない。不思議に思い、名前を呼ぶが返答はない。わたしは顔を洗うべく洗面所へ。と、そこから、うにゃにゃと言いながら、猫が飛び出してきた。またやってしまった。朝4時に起きた時に一緒に着いて来ていたのだろう。2時間も閉じ込めてしまった。ごめん! と、猫に謝った。
そして、ふと異変に気づいた。洗面所の床だ。そこには食パンのかけらが散らばっていた。食パンは2枚あったが、それぞれ半分ずつ、つまり1枚を食べたということだ。率直な感想は「やられた!」である。ちなみに、食パンを洗面所に置いておいた理由は、トイレ以外にドアが閉まる場所がないからだ。キッチンに置いておいたら、すぐに食べられてしまう。そこで洗面所へ置いていた。それが仇となってしまったようだ。
人のごはんを食べて、猫の体調は、と心配になった。すると軟便をした。やっぱりという思い。それだけではなく、その後ペースト状の便をした。しかも夜。わたしは慌てて猫を救急病院へ。そこで点滴を受けた。食パンを食べてから食欲がなく、そのことも医師に相談した。すると、翌日1日ごはんを食べないなら、病院へ行った方が良いとのこと。食欲だけは誰にも負けないウチの子。その日の食欲の無さに、わたしは焦っていた。猫に何かあったらどうしようと。翌日様子を見なければ。わたしは意気消沈していた。元々はわたしが食パンを洗面所に置いていたこと、そしてそこへ猫を閉じ込めてしまったこと。それが原因である。どうか体調が良くなりますように、と思いながら家へ帰った。
家に着いてキャリーバッグを開けると、勢い良く猫が出てきた。病院へ行く前とは全く違う。病院へ行く前は大人しかったが、帰ってきたら、すぐにごはんの催促を始めた。え!? わたしは驚いた。翌日に食欲の様子を見て……と思っていたが、その心配はなくなった。まさかすぐにごはんの催促をするとは。良かった。と思うとともに、さすがは食欲魔人だと思った。
その後の血液検査ではとりあえず問題はなかった。ホッとした。
それにしても、反省すべきはわたしだ。人の食べ物を置いておいた場所に猫を閉じ込めてしまったのだから。いや、どこへでも閉じ込めてはいけないのだが。これからはもっと気を付けようと思う。そして、人のごはんをどこへ置くべきか。食料庫(?)を買うべきか。しかしそれを置く場所はない。どうするべきか。わたしの悩みは続く。
買いました。思いっきり「Bread」と書いてあります……。
これでとりあえず食パンは隠せる。
これから猫の体調には、いっそう気を付けたいと思います。
この話で2021年は終わりだと思います。(多分)
今年も皆様にお読みいただき、ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
皆様も体調にはお気をつけ下さい。
では、よいお年をお迎えくださいませ。




