640 戦い ☆
今日は戦いだった。誰と?ってウチの子だ。
今日友人が家に遊びに来てくれた。しかも昼ごはんを持って! なんて優しい友人なんだろう。先に手を洗った友人がごはんをお皿へ盛り付ける。その間にわたしが手を洗い……と洗面室へほんの少し離れただけで事件は起こった。お皿へ盛り付けていたカボチャの煮物にウチの子がかぶり付いたのだ。持ち去られる前になんとか引き剥がしたが、驚いた。その後もそのごはんを食べようとテーブルに登ろうとする猫。それをさせまいと、とりあえず猫をケージへ。そしてケージの中で騒ぐ猫。昼ごはんは食べ終わったので、猫をケージから出した。
その後はお茶会。こちらがメイン。大好きな食器に紅茶を淹れ(淹れるのは友人)、ケーキを……。そこで戦いが勃発。食べ物を食べようとする猫。しかし何故かわたしではなく、友人のところへ行く猫。座っている友人の足に前足をかけ、手をフォークを持つ友人の手へと猫パンチ。そしてまたテーブルに登ろうとする猫を色々なものを置いてブロック。優雅なお茶会はどこへ行った!? 猫はテーブルの周囲をぐるぐる。どこからなら登れるかを考えているようだ。わたし達は、
「そっち行ったよ!」
「あ、こっち来た!」
などと言い合い、猫からスイーツを守る。もう話どころではない。
結局最後のスイーツを食べ終わり、ようやく一息ついた。その時はもうお茶会は終わりだと判断した猫。少し離れたところへ腰を落ち着けた。今までその友人がウチへ来て、ここまでの戦いになったことはない。友人も驚いていた。わたしはウチの子を何故ケージへ入れなかったのかと後悔した。しかし、かなり興奮していた猫は唸り声をあげていたため、捕まえるのは無理だっただろう。今度こそ猫をケージへ入れ、ゆっくりとお茶会をしたいものである。
優雅なお茶会のはずが……
被害を受けた友人
テーブルの下から(友人撮影)
友人が帰った後。まさかのごみ漁り
(ガムテープで開けられないようにとめた)
ちなみに、わたしはショートケーキの苺を少し齧られた……。




