表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
635/715

635 誕生日 ☆

 8月には誕生日がある。ウチの子ではない。わたしのだ。いつものことだが何かする訳でもない。友人からの「おめでとう」メールで思い出すという適当なわたし。

 誕生日。何かしたいという気持ちもある。が、何も思い浮かばない。唯一思い浮かんだのはウチの子。自分のことは何もしないが、ウチの子に祝って欲しいと思った。そしてご馳走をあげることにした。本来はわたしが何か美味しいものを食べる所だが、自分のことは気にしない。ウチの子になんとなくウエットフードをあげることにした。

 ウエットフードなら大体何でも喜ぶウチの子。とりあえずチ○ールをあげることにした。わたしがいつもごはんを置いてある場所をがさがさし始めたのを気づいたのだろう。猫はそわそわしだした。そして取り出したチ○ール。目を爛々と輝かすウチの子。あげるとかぶりついてきた。ちびちびと食べるのではない。細長いチ○ールにかぶり付き、袋に穴が空いていく。自分で絞り出すように食べるのだ。さすがごはん大好きなウチの子。まあ、喜んでくれたならいっか。ということでわたしの誕生日は終わるのだった。


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ