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63 ワクチン接種

 今日は、猫のワクチン接種のため病院へ行く。


 いつものように、ごはんをキャリーバッグに入れて誘い込む。

 しかし、異変を感じたのか、猫はキャリーバッグに入ろうとしない。


 少し待っていると、猫は、恐る恐るキャリーバッグに入って行く。

 それを見逃さず、わたしは猫のお尻を押し込んだ。


 なんとかキャリーバッグに猫を入れることに成功し、わたしは猫と一緒に病院へ向かう。


 病院には誰もいなかったので、待つこともなく診察室へ入った。

 そして、猫をキャリーバッグから出す。

 猫は逃げようとするので、わたしが抑える。


 まずは体重確認。先月と同じく2.85kgだった。

 次は体温を計る。先生が体温計をお尻から入れようとするが入らない。


「あれ?」

「踏ん張ってますか?」

「そうみたいだね」


 先生は笑っている。猫がかなり力んでいるようだ。

 そして、次は口の中をチェック。これまた猫が口を開かない。


「ずいぶん強いね」

「そうなんです」


 なんとか、猫の健康状態のチェックは終わった。

 いよいよワクチンの接種だ。


 わたしが抑えているためか、猫は、わたしのお腹に顔を埋めている。


「そのままでいてください。お尻に打ちますよ」

「お願いします」


 猫のお尻にワクチンを打つ。

 無事終了だ。


「今日一日、様子を見て、何かあったら連絡してください」

「わかりました」


 わたしは、猫を連れて帰宅する。

 キャリーバッグを開けると、すぐに猫は出てきた。

 そして、わたしにすりよってくる。


 わたしは猫に言う。


「頑張ったね。えらいね」


 そして、撫でてあげた。

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