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614 トイレの前 ☆

 わたしとウチの子は昼寝をしていた。そこへ響くのはインターフォンの音。


 ピンポーン


 宅急便だった。わたしはわたしの上で寝ていた猫をはね飛ばし、受話器を取った。

 そして起きたからと、わたしはトイレへ。と、猫が歩いてきて、わたしの前で寝転んだ。

 以前書いたことがあるが、ウチではトイレは、わたしが入る時は開けっ放しである。わたしがドアを閉めると、猫がドアの前で待っていて、わたしがトイレから出た後に入り込むからだ。

 だが、今日は違った。わたしを見ている。痴漢か!? しかし仕方がない。猫にとっては、ただそこに寝転びたかったのだろう。


挿絵(By みてみん)

右側の白いのがドアです。

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