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575 文フリの朝 ☆

 わたしは文フリ福岡へ行くために4時起きした。飛行機で行くためだ。そしていつもよりは早い時間。わたしはなんとか起きたが、起きなかったのはウチの子。

 わたしのベッドの上で眠そうに丸まったまま。起こすのも可哀想だが、出かける前にごはんをあげなければいけない。

 その日は福岡へ日帰りという強行軍なのだ。つまり、朝は早いが帰りも遅い。だからこそごはんをあげなければいけない。

 わたしは猫を起こそうとしたが、ベッドから出ようとしない。そこで、ごはんの袋を持ってきた。すると素早いこと! すぐにごはんを持ったわたしの前を歩く。「ごはん」だけでこれだけ見事に動くのは、ウチの子だけではなかろうか。


挿絵(By みてみん)

11月24日(日)の文学フリマ東京に『ねこ屋』(エー05)として出店します。

書き下ろしの「ウチの下僕日記」などを販売します。

よろしければお立ち寄りくださいませ♪

場所は、東京流通センターの第一展示場です。

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