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570 寝てるのに ☆

 具合の悪いわたしはベッドで寝ていた。その時は昼間。猫も隣の出窓で寝ていた。しかし夕方、猫は起きてしまった。そこから始まるのはごはんの催促。ああ~、具合が悪くて寝てるのに。でも猫にはそんなことはわからない。仕方なくわたしは起きて、少しだけごはんをあげた。そしてまたベッドへ。

 が、そこで寝させてくれないのがウチの子。じっとわたしを見ていたと思ったら、ベッドへ上がり、わたしの顔を覗き込む。眠れない……。やはりあげるしかないのか……。結局根負けしたわたしは、猫の思うつぼにはまるのだった。


挿絵(By みてみん)

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