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563 美容院 ☆

 日曜日。わたしは昼間ゆっくりと寝ていた。ウチの子(猫)も一緒に。そして夕方、わたしは近所の美容院へ出かけた。その時猫はベッドで、だら~っとしていた。眠かったのかもしれないが、「あら、起きたの」とでも言わんばかりの態度と顔。

 わたしは、まあ、いっか、と出かけた。

 そして家へ帰ると、わたしが玄関のドアを開けるとすぐに、ピーピー鳴いている猫の声がした。どうやら、わたしが家の外へ出たことに気づかなかったらしい。

 猫はわたしに体当たりするようにすり寄ってきた。わたしは猫に言った。


「行ってきますって言ったでしょ」


挿絵(By みてみん)

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