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552 重み ☆

 わたしが寝ていると、いつの間にかウチの子がわたしの膝の上で寝ていることがある。というよりも多い。

 わたしは先に寝てしまっているので、猫が来ても気づかない。それも正直おかしいと思うのだが。眠りが深いということか。

 そしてわたしが寝返りを打とうとした時に初めて気づく。ウチの子の存在に。もちろんウチの子は寝ている。そうすると、寝返りを打つのが可哀想になってしまう。とはいえ、ずっと同じ態勢も疲れる。もうダメだと思った時に、ようやく寝返りを打つわたし。しかしそれには猫とのやり取りがある。

 まずはわたしは足を動かす。そして名前を呼ぶ。


「ねえ、寝返りしたい。トイレ行きたい」


 猫がぐっすり眠っている時は、全く退いてくれない。頭を上げもしない。するとわたしは、無理矢理起き上がろうとする。そこで初めて猫が気づく。

 わたしが寝返りを打つと、猫はベッドから降りていく。

 は~、やれやれ。

 と思ったのも束の間、猫がベッドの下でわたしを見ている。そして鳴く。

 結局猫を起こすと、ごはんの催促をされるのだった。


挿絵(By みてみん)

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