539 出迎え ☆
わたしが外へ出て帰ってくると、ウチの子(猫)は出迎えてくれる。
わたしが仕事で1日いないと、熱烈大歓迎。内扉にぶつかり、鳴きながらわたしを迎える。それが例えごはんの催促であっても嬉しいものである。
そして、わたしが一時間もせずに帰ると、出迎えすらない時もある。寝ていて顔だけあげていることも多い。「あら、帰ってきたの」とでも言っているようだ。
わたしの外出が一時間を越えると、出迎えをするようになる。わたしが一時間ちょっとで帰った時のこと。わたしはいつも当然ながら「ただいま~」と言って家に入る。すると、眠そうに伸びをしながら、猫はわたしの近くに座った。それは、「出迎えてやったのよ。感謝しなさい」とでも言っているようだ。
それからわたしにすり寄り、わたしを見上げる。「出迎えてやったんだから、ごはんくらいよこしなさいよ」と。
わたしの考え過ぎ? いや、女王様なウチの子はそう考えていることだろう。
11月25日に文学フリマ東京が東京流通センターで開催されます。私も『ねこ屋』として出店します。2階のエー56です。皆さまのお越しをお待ちしております!




