529 激突 ☆
ウチの子(猫)はごはんが大好きだ。他の猫と比べても、ごはんを食べることへの情熱はもの凄い。
わたしが仕事へ行っている間、もちろん猫へのごはんはない。お皿に入れておけば……と考える方も少なくないだろう。しかしウチの子は一気食いしてしまうため、ごはんを置いおくことは出来ない。
そんな猫が昼間どうしているかは知らないが、わたしが帰ると、それは熱烈に歓迎してくれる。ごはんを貰えると思っているからだろう。わたしは帰るとすぐに猫へのごはんを準備する。お皿にカリカリを入れると、猫の先導のもと、ゲージへと向かう。この時、猫の前は歩かせてもらえない。必ず猫が先導する。女王様な証拠だ。
ある日、いつも通り仕事から帰って猫のごはんのお皿を持ってゲージへ向かった。もちろん猫の先導で。でもなぜかその日はわたしの持っているお皿を気にしている。そんなにお腹が空いていたのか、とわたしが思った時、わたしの持つお皿を振り向いて見ながら歩いていた猫は、ソファの角に頭から突っ込んでいった。
5月6日(日)に開催される文学フリマ東京に出店することにしました。
場所は、東京流通センターの第二展示場です。
ブースは、オー29~30です。
「ウチの子日記」の書籍版「猫の日常(親バカ日記)」を販売します。よろしければ、皆様のお越しをお待ちしております。
サインします!(←嘘)




