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516 あたしのよ(『占領』の猫視点) ☆

六歳の誕生日記念の二話目です。

 夜中だわ。せっかくあたしが寝ていたのに、ウチのごはん係が起き出したわ。迷惑ね。あたしのベッドに寝させてあげてるってのに、不満そうだわ。どうしたのかしら。

 あ、あたしのベッドは中々快適よ。まあまあ広いし、寝返りも自由だもの。ごはん係がいなければ、なおいいわね。あたしったら優しいから、ごはん係にもベッドを使わせてあげてるのよ。でも何故か、ごはん係があたしのベッドの真ん中を取ろうとするのよ。このベッドはあたしのなのに、図々しいわ。

 でもまあ、寝ているうちに、ごはん係は端の方へ移動するの。あたしのベッドだってわかっているのね。あたしのベッドに寝させてあげてるんだから、感謝して欲しいわね。


挿絵(By みてみん)

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