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493 扉を閉めたら ☆

 わたしは猫にごはんをあげていた。ウチの子(猫)は一度にごはんをあげると一気食いしてしまう。そうすると太るので、小まめにあげることにしている。

 わたしは猫にごはんをあげて、ごはんの袋をシンクの下にしまって扉を閉めた。するとわたしの後ろに猫がいた。


「まだごはん食べるの?」

「……」

「仕方ないなあ」


 わたしはシンクの下からごはんの袋を取り出した。そしてごはんを持ってケージへ向かう。もちろん猫の先導で。

 しかしごはんの皿には先程のごはんが残っていた。


「ごはん残ってるよ」


 わたしがそう言うと、わたしをチラチラ見ながら食べだした。そして皿にごはんがなくなると、わたしに目配せする。ごはんを入れろと言っているようだ。わたしがごはんを皿に入れると、猫はすぐに食べだした。

 どうやらわたしがシンクの扉を閉めたことで、もうごはんがもらえないと思って慌ててわたしのところへ来たようだ。ウチの子の食欲は衰え知らずだ。


挿絵(By みてみん)


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