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415 外から帰ったら ☆
わたしは出掛けていた。そして家に帰ると猫が待ち構えていた。玄関で。とりあえずわたしが家に帰った時は猫にごはんをあげているので、少しだけ猫にごはんをあげた。
しかし、それだけで満足するウチの子(猫)ではない。わたしに執拗に迫ってくる。わたしは無視するが、猫は鳴くことを覚えた。
「みゃ~、みゃ~」
「くぅ、くぅ」
様々な鳴き方を駆使してわたしに迫る。そして座っているわたしの膝に乗り、わたしの顔めがけて立ち上がる。そしてわたしの顔の匂いを嗅ぐ。
こうなっては、わたしは何も出来ない。仕方なくわたしは少しだけごはんをあげるのだった。
言っておくけど、あなたはダイエット中だからね!
そしてそれがわかっていながらわたしは猫にごはんをあげてしまうダメ下僕なのであった。




