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407 冷蔵庫 ☆

 わたしは冷蔵庫を開けて水を出して飲んでいた。そこに猫がやって来た。冷蔵庫が開いているのが珍しいのだろう。冷蔵庫の中を眺めている。

 わたしが水を飲み終わり、冷蔵庫に残りのペットボトルをしまおうとした時には、猫は冷蔵庫の一番下の段に首を突っ込んでいた。そこには何も入っていないので、わたしは安心していた。しかし冷蔵庫を閉めようと、わたしは猫のお腹を持って引っ張った。すると猫が唸り声を出した。


 まさか!?


 わたしが腕を突っ込むと、昨日食べた、フランスパンにつけて食べるレバーペーストが出てきた。きちんとラップをしていたのだが、猫にはわかるらしい。猫の嗅覚の鋭さには驚いた。ただ、それを見つけても食べようとするのはウチの子(猫)だけな気がする。


挿絵(By みてみん)

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