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385 待っている ☆

 わたしはその日、本を読んでいた。すると、いつの間にか時間は過ぎ、十一時を過ぎてしまっていた。わたしは、ああ、早く寝なければと寝室へ向かった。すると、そこには猫がいた。寝室の暗がりに、目を光らせこちらを向いた。

 ひい~待たせてる!怖い!猫はわたしのベッドで、わたしを待っていたようだ。

 わたしは猫に近づき、頭を撫でた。猫は眠たそうな目をわたしに向けた。


「ごめん。寝よう」


 わたしは猫に向かって謝り、ベッドに入った。


挿絵(By みてみん)



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