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308 怖いよ ☆

 わたしがパソコンの前に座っているときだった。同じ部屋のテーブルの上で寛いでいた猫がおもむろに立ち上がり、天井を見上げたのだ。そして天井の一点をみつめたまま動かない。


「何?何かいるの?」


 わたしは思わず猫に問いかけた。しかし猫は、微動だにせず天井を見つめたまま。怖いよ!わたしも天井を見るが、何もない。そしてもう一度猫を見ると、まだ天井を見つめている。正確には天井なのかはわからない。ただ上を見ているだけだ。

 わたしは霊感などないので何も感じないが、猫は何か感じ取ったのかもしれない。


挿絵(By みてみん)


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