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202 気を遣う

 夜、猫がわたしに寄りかかって寝ている時は、物凄く気を遣う。

 まず、寝返りは打てない。猫がいるのとは反対方向に寝返りを打つと、更に猫が寄ってきて、わたしはベッドの端で寝る羽目になる。

 トイレなどに起きる時は、もっと大変だ。わたしは猫に向かって「トイレに行きたいんだけどいいかな」と問いかける。猫の頭を少し撫でてから、そっとベッドから出る。そしてベッドへ戻るとき、また気を遣う。「戻ってきたから入るよ」と行って、猫の位置を確認して蹴飛ばしたりしないようにベッドへ潜り込む。

 わたしの苦労を猫はわかってくれているだろうか。いや、いないだろう。こうして今日も女王様のご機嫌とりは続く。


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