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17 眼科(後編)
わたしは、眼科でもらった薬を早速猫にあげてみることにした。
まずは、いつものごはんであるドライフードのカリカリと一緒に食べられるように、錠剤をカリカリに混ぜることにした。
たった一粒だが、いつものカリカリより大きい。
大丈夫かと見守っていると、猫は、あっけなくカリカリと一緒に食べてしまった。
なんだ、簡単じゃないか。
わたしは安心して、朝夕の二回、錠剤を食べさせた。
だが、後で病院の先生に聞いたところ、錠剤を食べる猫はあまりいないのだそうだ。鰹節の匂いがついているとはいえ、錠剤は硬いし、大きめなので、猫は食べないのだそうだ。
だいたいは、粉薬を選択するようだ。
病院の先生は、ウチの子(猫)の食べっぷりに驚いていた。
ウチの子が、食欲魔神で良かった、と初めて思った。ウチの子は、とにかく何でも食べようと貪欲だ。それが良いことへ向かうとは。
薬をカリカリに混ぜ忘れても、薬一粒だけでも食べるウチの子。偉い!
これで少しでも猫の病気の症状が治まれば良いなぁ。
それと、薬の値段がもう少し下がらないかな。
五ヶ月分が二万円弱。
ん?一ヶ月で四千円だから、そこまで高くないのだろうか。
しかし、一生飲むことを考えると、やっぱり高いと思う。




