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150 女王様

 ウチの子(猫)の気質は女王様である。そして、わたしは下僕。女王様の態度によって物事が動く。


 最近は夜が冷え込む。ある夜、猫がいつも通りわたしのベッドへやって来た。いつもならわたしの体の上に乗るのだが、その日は違っていた。

 わたしの顔の横に来たのである。どうしたのかと思っていると、猫がわたしを見た。

 これは、もしかして......。わたしは掛け布団を持ち上げてみた。すると猫は掛け布団の中に入っていった。

 どうやらわたしが掛け布団を持ち上げるのを待っていたらしい。自分から潜り込めば良いものを......。やはりそこは女王様だからだろうか。


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