141 どこ?
ある朝、というか夜中だがわたしは目が覚めた。猫に起こされたのだ。仕方なく猫に少しだけごはんをあげると、わたしはごみ捨てに外へ行った。
そして、まだ起きるには早い時間なので寝ることにした。
その時、猫の叫び声がした。わたしは驚き、猫がいるだろうリビングへ行った。しかし、猫の姿はない。
わたしは何度も猫の名前を呼ぶが応答はない。どうするべきか。しかし、猫が家の中にいるのは確実だ。わたしは、再び自分のベッドへ向かった。
すると、また猫の悲痛な声が聞こえた。どこかに入り込み出られないのでは!?
わたしは、また猫の名前を呼ぶが応答はない。
まさか!わたしは、洗面室の扉を開けた。すると、猫が出てきた。「〇¥△§$」「∞£&@」猫は訳のわからない言葉を発しながら、わたしにすり寄ってきた。「怖かったよ」「ひどいよ」とでも言っているのだろうか。
わたしがごみ捨てに行った後、洗面室で手を洗った時に一緒に入り込んでしまったのだろう。
後ろに気をつけなければと思っていたのに......。猫には可哀想なことをしてしまった。猫は、しばらくわたしの側を離れなかった。
今度こそ後ろに気をつけよう。




