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131 えっ、そこ?

 わたしは寝る前にベッドの真ん中に座り本を読んでいた。


 すると背後で気配がした。


 わたしが振り返ると猫がいた。

 わたしの枕の上で毛繕いをしている。


 えっ?まさか寝る前の準備?

 しかも枕の上で?

 ちょっと待ってよ。さすがにそこで寝られると困るんだけど。


 猫を退かそうにも毛繕いの真っ最中だ。

 今手を出したら絶対に噛まれる。


 わたしは猫の毛繕いが終わるのを待つことにした。

 その間に本を読んでいたのがまずかった。

 次にわたしが振り返った時には、猫は枕の上で寝始めていた。


 しまった!遅かった!


 わたしは途方にくれ、猫を見つめた。

 どうしよう。

 しかしよく見ると、猫は枕の真ん中で寝てはいない。

 枕の端が空いている。


 わたしは仕方なく、枕の端に頭を乗せて寝ることにした。


 あぁ、こんなことなら寝ながら本を読むのだった。


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