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 わたしは、クモ(昆虫。以下××という)が嫌いだ。漢字で書くのも嫌だ。


 そんなわたしの家に××が出た。

 最初に見つけたのは猫だ。猫がじっと天井を見つめていたのだ。

 わたしは、猫の視線をたどり上を見た。すると、××は天井に張り付いていたのだ。


 ひぃ!天井に××が!どうしよう!とにかく退治しなければ!

 手は届かない。何か棒のようなもの......あっ!猫のおもちゃ!


 おもちゃだろうが何でも良い。××を退治するのだ。

 わたしは猫のおもちゃの棒を、天井の××に差し出す。すると××が落ちてきた。


 は、早くティッシュで......と思うより早く、猫が動いた。

 そう、ずっと猫は××の動きを見ていたのだ。猫は××を捕まえようと手を出す。

 

 そして、猫は××を捕まえ、食べた!

 くっちゃくっちゃと食べる音が響く。


 ぎえー!食べた!食べちゃった!

 可愛い顔をしてワイルドな!


 ぎゃー!××を食べてから、わたしの手を舐めようとしないでー!

 はっ、口直しだ!

 わたしは、とりあえず猫にごはんをあげる。


 ふぅ。疲れた。


 それ以来猫が天井を見つめるたび、わたしはびくびくしている。



挿絵(By みてみん)

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