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114 休日の朝
休日の朝、猫はいつもの時間にわたしを起こす。
猫のごはんの時間だ。仕方がない。
わたしは、なんとか起きて猫にごはんをあげる。
そして、二度寝だ。
わたしが二度寝している時、また猫に起こされた。
わたしの体に飛び乗ってきたのだ。
時計を見ると、一時間しか経っていない。
何故?
せっかく気持ち良く寝ていたのに。
わたしは、またベッドに潜り込む。
しかし、猫も諦めない。
わたしの体の上に乗り、動かない。
わたしは、猫に聞く。
「ごはん食べたいの?」
猫は何も言わないが、わたしをじっと見ている。
わたしは、仕方なく起きて猫にごはんを少しだけあげる。
そして、三度寝だ。今度こそ寝てやる。わたしはそう思い、ベッドへ潜り込む。
そして、わたしがうとうとし始めた頃、猫はやってきた。
またもや、わたしの体の上に乗る。
猫は何がしたいのか。結局、わたしは目が覚めてしまったので起きる。
すると、猫はわたしにすりよってきた。
単に、猫はわたしを起こしたかったようだ。
わたしは、もう少し寝ていたかったのに……




