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107 朝早く
わたしは、いつもより早く起きた。というか、猫に起こされた。
起きてしまったので、とりあえず猫にごはんをあげる。
そして、わたしはベッドに横になり、本を読んでいた。
しばらくすると、猫がわたしのベッドへやってきた。そして、わたしのお腹の上に飛び乗る。
猫の足が食い込んで痛いんですけど!
「痛いよ。退いて」
一応、猫に声をかけてみる。
しかし、猫は、四本足でわたしのお腹に立ったまま、わたしを見ている。
「退いてよ~」
わたしは、情けない声を出す。
猫は、何を思ったのか、わたしのお腹の上で丸くなってしまった。このまま寝る気だろうか。
わたしは、そろそろ起きたくなってきた。
しかし、猫はお腹の上。
うーん、もう少し寝るか。
わたしは、起きるのを諦めた。




