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プロローグ
――ものがたりをはじめよう。
彼女はこのセカイが嫌いだった。
好きなことも自由にできず、秩序に縛られ、それを嫌っては戦争をし、たくさんの人が死んでいくこの セカイが。
彼女は好きなことを好きなようにして、自由気ままに生きたかったのだ。
しかし、彼女がそれをすることをセカイは拒んだ。
彼女はたくさんの人に見捨てられ、それでも理想を追い求めた。
そうして彼女は彷徨い、嘆き、手に入れた。
自分の理想としたセカイを作る力を。
そして彼女は今日も待ち望んだセカイに身を投じる。
――1人の少女“美幸 セカイ”として、それまでの記憶をすべて失って――




