表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

しるし(詩集)

下降線

作者: さゆみ


全くもってふてぶてしくなる


厚みなく淀み多く着膨れする


慣れ媚びて抜け道広げ帳尻合わせ


白湯に浸り息浅く弛める脳を啄む瞑想


王水を被っても解けない思考


依存する濃霧の微笑


陶酔の膨張活力


営利の自覚症状


形態が胃袋の後ろに張り付き拡張痙攣


青が絶滅の危惧


ビニールシートで覆われる容疑者


苦悩を没収可能な日溜まりの灰汁とり


器用さを裏返してタグの見世物部屋


無味を美味と咀嚼する痛快暴走


停滞する血に注射器の黒い焦燥


安売りあれどポイント貯まらない秋の扇


レモンを酸っぱいと感じられる君たちは真に幸せ







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 読んだ後に、 「レモンを酸っぱいと感じられる君たちは真に幸せ」が凄く響いてきて、 最後の一行が書きたかっただけ というあらすじを読んで、 納得というか…… 意とした響きだったのかな、…
[一言] ミステリアスな雰囲気がいいですね‼ さゆみ様の言葉の使い方って本当に素敵です(^^) 「レモンを酸っぱいと感じられる君たちは真に幸せ」 が特に好きです♪
2013/07/29 10:42 退会済み
管理
[一言] この作品、面白いですね! “王水を被っても解けない思考 ”と、 “レモンを酸っぱいと感じられる君たちは真に幸せ” が特に好きです(*^^*)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ