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ここからが本番だ(5)    

「この私が戦ってやろう。」




新品の軍服。




いかにもお坊ちゃん初陣みたいな雰囲気だ。




後ろに引き連れてる家臣のほうが強そうだ。




(なんだこいつ?)




苦笑が滲み出てしまった。




その様子を窺って顔を歪ませる。




「おいっ!!この俺様の前で笑うな!!」




(げっ。お坊ちゃん発言でた・・・。)




心底こんな奴と戦うとか、ウォーミングアップにもならないし戦闘も微塵も湧かない。




げっそりだ。




「坊ちゃん、世の中には2つの人間がいるんだ。」




少し間を置く。




大きく息を吸い込む。




「やられる者と、やる者。ついでにお前はやられる方。」




(ムカついてるぞ。)




相手が怒ってるのが、息使いで伝わる。




そして、手に握っている馬の綱が手に食い込んでる。




(仕方がない。選択肢をだしてやろう。)




「1つ、お前は今から早急に俺の前から立ち去る。」




「2つ、一瞬にして死ぬか・・?




賢い選択にしろよ。」




相手は俺の声など聞こえないくらい腹が煮えくり渡ってるだろうけど。




顔が赤くなっていく。




「ふ・・・・ふふん!この俺様が負けるはずがないっ!!




ははははぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!!!!」




弾の様に、憎しみを込めて挑んでくる。




(可哀そうな奴・・・)




剣を引き抜く。




長剣が血の跡を反る。




相手の首に剣の矢先が突き刺さる。




血の雨が、バシァと降りかかる。




(汚いな)




振りかざし下にごろっと落ちる。




坊ちゃんの顔が、青白くなっていた。




(さようなら、愚かな自分・・・・。)







短いです!

すみません!!


そして更新が少し遅れました!!

すみません!


読んで下さり感謝です!!!!



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