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思いの淵に【3】 

人の命なんて簡単に壊れてしまうのだから。


私の目は腐っていたのか…。

感情で動いてしまった罰


それとも


父親を殺した罰だったのか?


あの日の夜を決して忘れられない、呪縛のようにはりつめた日々。


苦しみから逃れられない、絶望感。


体に浴びた血がこびりつく。


手には、赤黒い血が残り落ちない恐怖。


何回も頭の中で、考えがフラッシュする。


私は…殺した


私が…だから死んだのだ。

この時、私は人生で初めて焦りと恐怖を感じた。


恐れる者などいない。


それは自分自身なのだから。


そんな浅はかな考えを持っていた自分に悔いる。


過去はもう変えられない。

目の先には、青ざめた父親。


何が起こったのか?


目を開き、その場に崩れこむ。


手を地面に打ちのめし、息を荒々しく吐きだす。


手の内は切り傷だらけで、脈を感じる。


ドクンドクンと


生きている実感。


この時は、この鼓動が憎らしく苦しく抗い難い苦しみ。


苦しみから逃れられたら、どれだけ幸せか。


目を瞑り、頭の中をリセットさせようとするが、無駄な努力。


余計に焦りだす。


気持ちは、留まることは知らない。


暴走しだした気持ち。


気持ちに比例するように、空が曇りだし、雨の匂いがする。


辺りが暗くなっていく。



私は変わらなくてはいけない。


大切な人をもう二度と亡くさないため。


私の手の内から、流れていかないように。








そして俺の長い間の葛藤が幕を下げる。


途中途中すみません!!


お付き合いいただきありがとうございます♪

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