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僕らのマル秘井世界部!  作者: 何ヶ河何可
22/61

腹を痛めて産み、心を痛めて堕す #弍

「あっ、虎井じゃん」


 部活終わり、夕焼け空の下、忘れ物を取りに行く道中、自販機の前で虎井と出くわした。水耕高校で唯一屋外にある自販機(体育館側の渡り廊下の途中にある)に硬貨を入れて、振り向いた虎井と目が合う。


「蛇井も自販機使うの? 最近のおすすめはやっと実装されたサイダーだぜ。学校だからか知らねーけど、炭酸系は今までなかったからな」


 指差しつつボタンを押して、お望みの炭酸を落とす虎井。


「それただの炭酸水らしいぞ。虎井って無味無臭の炭酸飲むほど二酸化炭素好きだったっけ」

「まじで? 確かに見たことないラベルのサイダーだなとは思ったけど」


 キャップを捻り一口試飲する虎井を横目に、渡り廊下へと靴を脱いで上がる。


「うっわ、マジじゃん。最悪だよ。自販機の中じゃ一番高いのに。蛇井飲むか?」

「飲まねーよ。虎井が口つけたし、炭酸水は苦いから嫌いだし。そもそもワタシは忘れ物したから教室に行かなきゃいけねー」

「またかよ。良かったな、今回は気づいて」

「もう授業中に名指しで怒られんのは懲り懲りだ」

「はは、気をつけろよ。あの先生怒ったら平気で内申点下げてくるらしいから」


 もう幾つか下がってると思うけどなと、返そうと口を開いた直後、自販機の裏側――渡り廊下を横切る道路側から話し声が聞こえてきた。大して大きな声で叫んでる風でもなかったのに何故か耳に届いたのは、多分ワードに引っかかったためだろう。

 ワタシは渡り廊下から外に降りて、自販機の影に隠れる。


「なぁ、音無さんが産婦人科に行ったのって絶対お前のせいだろ? たいよー」

「だから関係ねーって。何回も言ってんだろ」

「音無さんが土曜日に産婦人科から出てくるところ、俺見ちゃったんだわ。いい加減、言い逃れできねぇって」

「あの子と付き合ってる話、たいよー以外に聞いたことないしね。学生のうちに妊娠させんのマジでやばいよお前」

「だから、ちげーって。なんでそうなるんだよ。普通に考えて、俺以外の相手がいるだろ。その、音無さん? も俺誰だか知らねーし。あっちも俺も良い迷惑だわ」


 日さん含める、三、四人の会話が若干苛立ったようなテンションで行われている。

 サッカー部の三年生はすでに引退済みのはずだが、どうしてグラウンド方面から歩いてきたのだろう。もしかして、OBとしてからかい(顔出し)にでも行ったのだろうか。

 周りを気にしない普通の声量で、彼らは近づいて来る。


「お前、それは無理があるだろ」

「何がだよ」

「知らないフリは無理があるって。一回噂立ったんだし、名前は知ってるだろ」

「はあ? いちいちそんなん覚えてるかよ」


 するとここで、彼らが歩く方向とは逆方向からアスファルトを勢いよく蹴る音が聞こえ出した。このまま来れば、丁度渡り廊下ですれ違うだろうという速度と距離だ。

 すれ違いざまに話し声が聞こえなくなることを惜しみながら耳を澄ましていると、足音が止まった。

 走る音だけじゃなく、歩く音も。まるで渡り廊下を挟んで対峙してるみたいな位置で止む。

 彼らの話す声が遅れて消えかけると、沈黙を嫌ったように日さんが言葉を発する。


「いこーぜ。何止まってんだよ」

「え、や……だって」


仲間同士が共感し合うかのようにコソコソ話す中、日さんの足音は駆け足気味に渡り廊下を横切っていく。

 横断し終える瞬間――つまり、対面した相手の横を素通りしようかという辺りで、その相手が声を上げた。


「な、なんで、たいよ」


 音無門の声――。

 ワタシの中でようやっと現場が見えてきたと同時、その声は遮られた。


「だから、俺は知らないって。音無門なんてやつのこと。顔も見たことねーし。誰だかしんねーやつを妊娠させたなんて噂が立ってる身にもなってみろよ。マジで気持ち悪くてイライラしてくるわ」


 あー、反吐が出る。

 と吐き捨てて、日さんは足早に去っていく。

 残された元サッカー部の集団は、「は? 何あいつクソだるいんだけど」と口々に日さんの悪口を言い始める。

 ふと隣を見ると、虎井が自動販売機の影から飛び出さんと足を踏み出す直前だった。

 急いで虎井の右手首を握り、力一杯引き戻す。が、虎井を移動させないのが関の山だった。

 こいつ、相当頭に血が昇ってんな


「おい、何しようとしてんだよ」


 周りに注意して最小限の声を出す。

 

「今自分が何しようと思ってるのか、何しようとしたのか言えよ」


 顔は逆側を向き、表情は見えない。


「あいつを追いかけて、殴ろうと思ってる」


 怒りのこもった強い声で、そう断言する。


「その後自分がどうなるのか、周りにどんな迷惑がかかるのか、ちゃんと考えてんのか」


 数秒黙り、その間に元サッカー部集団の罵声は遠のいていく。自販機の反対側は、音無さんが一人残された形だろう。


「虎井が言いたいことの動機は分かる。分かるけど、駄目だから止めたんだ。あのまま行動に移してたら、いろんな噂が立つ。憶測とか、推察が、さも真実かのように出回っていく。噂っていうのは、一度流れればどんな尾ひれが付くか分かったもんじゃない。学校が過ごしにくいのは、嫌だろ。居場所がなくなるのは、嫌だろ」


 こんなことを言っても虎井は多分、でもお前は見捨てないだろとか、そんな歯の浮く台詞を言うのだろう。そんな、カッコつけていて寒い、とてもクールなセリフを吐くのだろう。

 だから、一番虎井に効いて、一番やってはいけない理由を挙げる。


「何より、人を殴るとか、人としてやっちゃダメだろ」


 ここで、あいつは人間じゃねぇとかなんとか、倫理観に欠けたことを言う奴ではない。

 例え倫理観に欠けた人間でも人間と認めるのが、虎井だ。


「それは、そうだな。……ごめん。迷惑かけた」

「こんなん迷惑でもないだろ。いつものことだわ」


 しょぼくれたように俯く虎井をよそに、ワタシは自販機からそっと顔を出す。音無さんがいなくなっている。足音がしなかったので、歩いてどこかに行ったのだろう。

 来る時は走っていたし、休んだ日の放課後に登校してくるぐらいだから、あの現場に遭っても尚、よっぽど行きたいところでもあるに違いない。

 黄金色と藍色の狭間の色をした空に見下ろされて、ワタシはワタシで行きたいところがあったことを思い出す。

 警備員が渡り廊下のガラス戸を施錠してしまったら、玄関まで遠回りをしないといけなくなる。

 あの人らは帰ったし、虎井もこの様子なら大丈夫そうだな。と見切りをつけて、今度こそ靴を脱ぎ、渡り廊下に上がる。


「んじゃ、ワタシは忘れ物取りに行ってくるわ。念の為だけど、絶対に手ぇ出すなよ。ややこしくなるから」

「分かってるよ。このまま部室行ってその足で帰るよ」


 またな、と互いに言って、互いに自販機前を後にする。

 砂の粒が端っこに溜まる渡り廊下を歩いて校舎内に入る。幸いにも重いガラス戸はまだ開いていた。

 ワタシは真っ直ぐに伸びる東廊下を早歩きで進み、五組へと着く。教室の戸をスライドして、やや暗い部屋を電気も点けずに自分の席を目指し、慣れたように自分の机から取り敢えず全部取り出す。

 それから暫く、整理整頓が苦手な過去の自分の行いに苦戦を強いられながらも、漸く課題プリントを発掘した。

 ワタシは発掘作業が徒労に終わらなかったことを安堵し、散らばったプリントを仕舞って教室から出ていく。

 と、出入り口を出る直前、蛇の巻いた左耳が音を捉えた。錆びたパイプ椅子を畳んだ時に似た、甲高い音……いや音ではない、耳鳴りのような。

 直後、どっと疲れが押し寄せる。

 この疲労感には覚えがあった。

 突発的で、暴力的なまでの疲労感は、間違いなく怪井だ。

 なんで、という疑問を抱く前に、さっさと北東の防火扉へと足は動く。

 直前の耳鳴りは疲労感の前兆か。普通に疲れているとたまに鳴るから。

 吹き出した汗を袖で拭い、五組から離れていくに連れて疲労感が薄らいでいくのを感じる。

 発生地点は五組確定だ。が、あの場にいたのがワタシだけだったので発生源が分からない。

 基本的に、現世で強いストレスが生じた場所と井世界で怪井が生じる場所はリンクしているはずなんだけど…………なら、今回は例外ということだろう。

 怪井の出現場所は、校舎とそれに繋がる建物の内側だけだとされている。理屈は知らないが、統計上そういうことらしい。統計なんて先輩は言っていたが、統計データなんか取ってないだろうし、経験上というのが正しいんだろうけど。

 出現場所が内側に限られているなら外側、つまりは敷地内でかつ校舎外の場所で強いストレスが生じた場合、例外的にどうなるのか。

 答えはその人やストレスに縁がある場所、もしくは一番距離が近い内側の場所に発生する。

 このルールに則ると、五組の教室に発生原因が無かった今回は例外ということになる。

 となると、その原因に心当たりはないでもない。

 さっきの今だ。寧ろあり得るだろう。

 ワタシは疲労感が消え失せて、逆にさっぱりとした気持ちを持って防火扉に手のひらを当てる。

 そして、人目は憚りつつも、恥ずかしげもなく澄ました顔で唱える。


 ホソワニソリ


   ***


 生物の皮膚みたいな紋様の紫色の膜を弾くように通り抜けて、五組へと踵を返す。

 ジャージと右手の縄。なんとも締まらないが、お決まりの戦闘服だ。

 目も眩むような明るさと、目を凝らすほどの暗さが交錯する井世界を駆け抜け、教室の開けっ放しの扉の前に辿り着く。

 そこにいたのは、カンガルーだった。正しくは、怪井のカンガルーだ。机と椅子は暴動でも起こった後かのように散乱しているが、校舎そのものへの被害は見たところまだない。

 二足歩行で、馬みたいな長い顔で、尻尾が第三の足として機能してる様の――――何よりも腹部のポケットと、そこに入っている子供がカンガルーを連想させる。

 ただし、象徴的な子供はどこかぐったりとしている。お腹の袋から顔を覗かせているというよりかは、袋にもたれかかっているような。

 元気がないというよりは、生気がないような。

 ……死んでるのか?

 いや、怪井に生きる死ぬという概念はそもそも無いはずなので、尺度としては的外れなんだけど。

 ただそれだけに、死ぬという概念が無いだけに、遺体を模した見た目をしているのはやや不自然というか、甚だ気持ちが悪いというか。単に遺体であることよりも、そんなものに似せていること、そんなものになろうとしていることが気色悪いというか。

 そんな、無いはずの気概が透けて見えて、三半規管を直接握って揺すられたような気分になる。

 なんだよ、こいつ。 きもちわりぃ。

 ワタシは、触手のように縄を伸ばして教室の中へと侵入させる。無論ワタシ自身は入らない。素手での肉弾戦は無謀だし、武器も直接的な攻撃力もワタシは有していない。基本の戦闘スタイルは中距離からの締め上げで爆散・破裂させるのみだ。怪井におそらく骨という機構は存在しないので、関節技をキメて骨をバッキボキに折るなんて芸当はできない。黒い液体で内部を満たす怪井は、一部を締め上げれば水風船みたいに弾ける。

 それはもう、汚く、醜く。

 間違っても戦場跡は格好つかない。

 ワタシが、散らかった椅子や机の裏から縄を数本近づけていると、カンガルーはしばし睨んだ末にポケットに手を突っ込む。

 そしてずるりと子供を取り出し、野球のピッチャーよろしく大きく振りかぶって、キャッチャーに豪速球を届けるように思いっきり投げ飛ばした。

 驚く前に体が反射的に動いた。体というか、物陰に潜ませていた縄が、考える前に椅子や机を放り投げて()の威力を殺し、角度を変えた。

 そのまま球は引き戸に当たり、床に落ちて横たえる。

 教室に入らなくて良かったと、心底安堵する。

 出入り口の狭さが味方をした。

 落ちたモノの手足は考えたくもない方向に曲がっていて、首は今にもねじ切れそうだ。

 すると、ずるずるとそれが動き始めた。引きずられ、戻っていくように。

 よくよく目を細めると、()()とカンガルーは腹部を紐か何かで繋げられているようだった。

 …………臍の緒……? か何かを母カンガルーが手繰り寄せる。

 もう一度子供を手にし、母カンガルーは同じフォームを取る。

 お前も中距離が得意なのかよ。

 ワタシは察して、文句が出る。

 これは厄介だ。距離の優位を押し付ける戦い方ができない。

 再度投げられた球に対して、今度は意識的に縄で机を持ち上げ、盾にする。

 受けた反動で机が大きく下がり、その威力の高さを目で知る。

 ジリ貧だ。防ぐために縄を割きすぎて、やつ自身を縛る縄が足りない。

 長時間の戦闘を覚悟したその時、


「よぉ、だいぶ苦戦してる顔だな」


 気が付かぬうちに、虎井が横にいた。


「はあ? なんでお前がいんだよ。今日はお前の担当じゃないだろ。朝でもないし」


 先週の焼き直しみたいなやり取りを交わす。


「まあな。先週と違ってここに立つ正当な理由もない。けど。居ても立ってもいられなかったんだ。あんな現場に遭遇して怪井の発生を考えないやつはいないからな。あとは蛇井が階段方面向かったの見て確信した」


 虎井はカンガルーを見やる。


「ワタシはそんなに頼りなかったか」

「だから、居ても立ってもいられなかったって言っただろ。オレの勝手な暴走だ。蛇井は関係ねーよ」


 あーそうかい、と返して諦める。

 別に曜日を超えて討伐しちゃいけないなんてルールは聞いたことがない。割り当てられた曜日はしっかり働いて、プラスで働きすぎる分にはいくらでも歓迎だろう。そんなやつ稀だろうが。


「んで、どんなやつ?」

「見ての通りカンガルーだよ。子供を投げ飛ばしては巻き戻してを繰り返してる。それ以外はまだ何も知らない」

「じゃあ、オレが近接で相手するから、蛇井が援護してくれ」

「無難だな。他に案が浮かばないぐらい」


 柄の長い斧を携えて、無造作に、無警戒に教室へ踏み入る虎井。歩いて近寄っていくのを、ワタシは机や椅子で守る。縄を全て援護に回したので、ガードはさっきよりも強固だ。

 虎井のやつ、マジで近接でやる気か。まだまともに戦闘法見てないのに。

 虎井は自分の距離に入り、斧を構える。

 ワタシは縄を忍ばせて、機を窺う。

 カンガルーは子供を邪魔とばかりに遠くへ放って紐を千切り、仁王立ちして待ち構える。恐らくは、それがカンガルーの戦闘態勢なのだろう。

 そう思ったのも束の間。

 勝負は一瞬だった。

 カンガルーが尻尾を軸足に正面へ、即ち虎井へと両足を蹴り出したのを、虎井は斧で受け、真っ直ぐ横に割った。

 足の裏から、腹を通って、耳の先まで一気にカンガルーを二分した。

 その一瞬に虎井が何歩踏み込んだのか、ワタシには分からなかったが、カンガルー1匹分は前進していた。

 ポケット側と尻尾側で二つに分かたれたカンガルーはすぐさま蒸発を始める。

 返り血ならぬ返り墨を浴びた虎井が言う。


「やっぱり俺たちのやってることはヒーローじゃないよな」


 あぁ、そうだな。

 そう言って、這わせた縄を仕舞う。

 いくら化け物退治をしようが、

 いくら学校を守ろうが、

 いくら人間関係を良好に進めようが、

 いくらストレスを解消しようが、

 悪を野放しにして、裁かないワタシたちはヒーローではない。

 こんな超常的な身体能力と戦闘勘をもたらされても、悪意は討ち滅ぼせない。

 暴力で解決できるのは、どれだけ頑張っても暴力しかない。

 井世界部の活動はヒーローやボランティアじゃないと、入部した時まず最初に言われた。無賃労働という意味では同じかもしれないけれど、井世界部の活動は根本的に慈善活動ではないのだと。

 悪を裁き、弱者を助く。なんて、そんな善心で臨むことではない。

 悪を見過ごし、弱者を虐げることだってある。

 善良であろうとしないから、ヒーローごっこや偽善ですらない。真似事にも到底及ばない。

 清濁併せ呑んで、善悪丸ごと学校を守るのが井世界部である。

 

 そのことを噛み締めて、虎井とワタシは井世界を出た。

以下、蛇井がプリントを探してるシーンです。乱文な上に長文でウザかったので切りました。でもせっかくいっぱい書いたし、という気分で載せます。



   ***


 着いて、自分の机から取り敢えず全部出す。

 あんまり自慢できることではないが、ワタシは机の中にいっぱいプリントが詰まってるタイプの人間だ。言い換えれば、片付け整理整頓ができないタイプと言える。本当に自慢できないことだ。

 なので、なんの言い訳も釈明もしない。どうしてそうなのかという、理由や心持ちの説明もしない。

 ワタシはプリントを上から確認していき、良いところでやめる。

 あれ? 廊下のロッカーにあるかな

 と、今度は廊下に出て、個人ロッカーを調べてみる。言うまでもなく、パンパンに詰まっているロッカーだ。ロッカーと言っても、元々が小さいし、半年ですぐにいっぱいになってしまう。

 あれぇ? ロッカーにもないなぁ

 ワタシは足元に散らかしたプリントをロッカーに押し込んで戻して、教室に踵を返す。

 んー、やっぱりこっちにもないよなぁ

 プリントの束を一枚一枚手に取って確認しながら、ワタシは唸る。リュックの中身は来る前に何回もひっくり返したし、あっちにあることはないと思うんだけど……。

 ワタシはプリントの提出を諦める寸前に、一応それらの束を上下反対にして、逆側から調べてみる。

 すると、下から(上下反対にする前で言うところの下)何枚目かで目当てのプリントが見つかった。

 ワタシは、地層みたいにプリントを積み重ねていくので、下の方は自然と年代が古くなる。ので、手をつけなかったのだけれど、まさか下の方にあるとは。

 きっとなんらかの意味を込めて下に入れたんだろうが、その意味を覚えていなければ、行動自体が無駄になる。

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