眠れる魔物は主のもとへ向かい始める
場所は変わってリーカ帝国付近の立ち入り禁止区域。
22代目魔王ニニアが討伐されたと同時に森の中に濃密な魔力が漂い始めた。
魔物たちは始めは戸惑っていたものの、それが何の兆候であるかに気付くと歓喜を上げて近づいてきた。
そうそれは、新たな魔王の誕生の兆しである。
そして、新たな真なる魔王誕生の気配を感じ取り永い眠りに落ちていた獣たちが目を覚まし始め、
狼?「とうとうこの時が来たか,,,,,,。」
鳥?「2000年ぶりだ」
などとつぶやきながら、魔王のもとへ行く準備をし始める。
なぜすぐに向かわないのかというと、魔物たちにも礼儀が教えられているため、ちゃんとその身を整えずに会うなど今では考えられなくなっているからだ。
王者の風格は魔王のぺっとにおいては必須なのである。
魔王のペットたち
【先代の魔王のペットであったこの魔物たちは、昔の人々に恐れられもはや伝説になっているような魔物たちで、当然魔物たちにもその存在は広く知れ渡っておりその影響力はすさまじいものである。もはや対等に戦えるのは赤以上の魔王か一握りの者たちだけだろう。】