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【30分読破シリーズ外伝】各作品を執筆中に僕が思ったこと。

コンビニという現代のよろず屋


 深夜の街を歩いていて、ふと目に入る明かり。


 それがコンビニだったとき、なんだかホッとすることはありませんか?

 暗い道を照らす看板、ガラス越しに見える棚の整然とした商品。あの光景は、まるで現代社会のオアシスのように僕たちを迎えてくれます。


 お腹が空いたとき、のどが渇いたとき、急に必要なものを思い出したとき、夜中でも応えてくれる安心感。とくに一人で夜道を歩くとき、その存在自体に安心を覚えることもしばしば。


 コンビニに入ると、まずホッとするのはあの空気感。

 冷暖房が効いていて、明るくて、清潔感がある。それだけで安心します。飲み物一本だけでも買えば、ちょっとした休憩スペースのように使えるし、真夜中に「居場所」があることのありがたさは想像以上だと思います。


 ただし、便利さには代償もあります。

 コンビニの商品はスーパーに比べてだいたい1.5倍くらい高いのが現実です。おにぎりや飲み物、お菓子など、つい手に取りやすいけれど、日常的に頼りすぎると財布には響きます。


 夜のコンビニは救世主である一方で、節約や倹約には向かない場所でもあります。便利さを取るか、お金を守るか。僕たちはそのはざまで揺れていると思います。


 そんな僕たちが気軽に利用しているコンビニですが、そこで働く人の負担は想像以上に大きいです。


 レジ接客だけでなく、品出し、清掃、印刷機のトラブル対応までこなさなければなりません。たばこの銘柄も数えきれないほどあり、注文のたびに正確に取り出す必要があります。

 僕はコンビニ店員さんは能力が高いなぁといつも思います。


 さらに、公共料金や税金の支払い、宅配便の受付、チケット発券など、業務は多岐にわたります。おまけにATMも設置されているため、現金が店内に多くあり、不審者やトラブルのリスクもあります。


 これらを少人数で、深夜帯には1人で担うことも少なくありません。僕たちがコンビニは便利だと思えるのは、こうした働き手がフレキシブルに多様な業務を支えてくれているからだと思います。


 昔は「コンビニといえば24時間営業」が当たり前でしたよね。

 例えば深夜3時に行っても、いつも同じように明かりがついていて、店員さんがいて、棚は整っている。


 でも最近は、地元でも深夜営業をやめて夜11時や0時で閉まる店が増えてきました。人手不足や光熱費の高騰などが背景にあり、全国的にも24時間営業の見直しが広がっています。少し寂しい気もしますが、働く人の負担を考えれば自然な流れだと思います。


 海外に行くと、コンビニ文化がほとんどない国も多いです。だからこそ日本のコンビニは、安心と利便性を兼ね備えた独特の存在なのだと思います。


◆ まとめ――


 コンビニは、便利さと安心を同時に与えてくれる現代の灯火です。

 財布にやさしいわけではないし、かつてのように24時間営業が当たり前ではなくなりつつあります。それでも、暗い夜道に明かりを灯してくれるあの存在は、やはりありがたいものです。


 そして忘れてはいけないのは、その便利さの裏で働く人たちの努力です。幅広い業務を少人数で支え、深夜の安心を提供してくれるからこそ、僕たちはコンビニを「頼れる場所」と感じられるのだと思います。


このエッセイは、この僕がすでにこのアカウントで執筆、投稿した【30分読破シリーズ】の1作品を書いていて思ったことを書き綴ったものです。


作品名は

『【30分読破シリーズ⑤】夜のコンビニと君のブラックコーヒー 』

です。ぜひ、合わせてこちらもお読みください!

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