ホラー・アクション・コメディー
いやその……申し訳ないんですが、筆者も飽きてきたと言うか……。
読者の皆様も、筆者と同じ気持ちではないかと……。
大ジャンル『文芸』の残り 3 ジャンル。
『ホラー〔文芸〕』『アクション〔文芸〕』『コメディー〔文芸〕』について、まとめて見ていきます。
まずは作品数のグラフからです。
グラフ10-1【ホラー〔文芸〕】作品数(年)
2017年 3,161 ■■■
2018年 3,446 ■■■
2019年 3,379 ■■■
2020年 4,275 ■■■■
2021年 4,579 ■■■■□
2022年 4,204 ■■■■
■は1,000、□は500以上1,000未満
2023/01/31取得、検索範囲指定『初回掲載日』
グラフ10-2【アクション〔文芸〕】作品数(年)
2017年 2,927 ■■□
2018年 2,842 ■■□
2019年 2,650 ■■□
2020年 2,487 ■■
2021年 2,116 ■■
2022年 2,183 ■■
■は1,000、□は500以上1,000未満
2023/01/31取得、検索範囲指定『初回掲載日』
グラフ10-3【コメディー〔文芸〕】作品数(年)
2017年 4,290 ■■■■
2018年 4,144 ■■■■
2019年 4,573 ■■■■□
2020年 5,008 ■■■■■
2021年 4,527 ■■■■□
2022年 4,431 ■■■■
■は1,000、□は500以上1,000未満
2023/01/31取得、検索範囲指定『初回掲載日』
ホラーは普通、と言うか、純文学と横並び、と言うか。
アクションは右肩下がり。
コメディーは普通。
ポイントのグラフも同様に貼ります。
グラフ10-4【ホラー〔文芸〕】上位100件の総合ポイント合計(年)
2017年 124k ■■■■■■
2018年 089k ■■■■
2019年 152k ■■■■■■■□
2020年 170k ■■■■■■■■□
2021年 173k ■■■■■■■■□
2022年 127k ■■■■■■
■は20k、□は10k以上20k未満
数値は千の位までの概数(百の位を四捨五入)
2023/01/31取得、検索範囲指定『初回掲載日』
グラフ10-5【アクション〔文芸〕】上位100件の総合ポイント合計(年)
2017年 409k ■■
2018年 453k ■■
2019年 224k ■
2020年 405k ■■
2021年 152k □
2022年 142k □
■は200k、□は100k以上200k未満
数値は千の位までの概数(百の位を四捨五入)
2023/01/31取得、検索範囲指定『初回掲載日』
グラフ10-6【コメディー〔文芸〕】上位100件の総合ポイント合計(年)
2017年 619k ■■■
2018年 681k ■■■
2019年 492k ■■
2020年 832k ■■■■
2021年 838k ■■■■
2022年 553k ■■□
■は200k、□は100k以上200k未満
数値は千の位までの概数(百の位を四捨五入)
2023/01/31取得、検索範囲指定『初回掲載日』
グラフの単位に注意してください。
ホラーは過疎。
アクションはポイントも……少なくとも右肩上がりではない。
コメディーは、この 3 ジャンルの中では、最も人気がある。
文字数はどうでしょうか。
グラフ10-7【ホラー〔文芸〕】上位100件の文字数合計(年)
2017年 14,784k ■■■■■■■
2018年 06,535k ■■■
2019年 11,999k ■■■■■□
2020年 03,781k ■□
2021年 03,984k ■□
2022年 01,655k □
■は2,000k、□は1,000k以上2,000k未満
数値は千の位までの概数(百の位を四捨五入)
2023/01/31取得、検索範囲指定『初回掲載日』
グラフ10-8【アクション〔文芸〕】上位100件の文字数合計(年)
2017年 40,471k ■■■■■■■■
2018年 46,184k ■■■■■■■■■
2019年 38,351k ■■■■■■■□
2020年 36,151k ■■■■■■■
2021年 24,344k ■■■■□
2022年 17,215k ■■■
■は5,000k、□は2,500k以上5,000k未満
数値は千の位までの概数(百の位を四捨五入)
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グラフ10-9【コメディー〔文芸〕】上位100件の文字数合計(年)
2017年 18,959k ■■■■■■■■■
2018年 17,378k ■■■■■■■■□
2019年 19,186k ■■■■■■■■■□
2020年 06,191k ■■■
2021年 03,408k ■□
2022年 02,429k ■
■は2,000k、□は1,000k以上2,000k未満
数値は千の位までの概数(百の位を四捨五入)
2023/01/31取得、検索範囲指定『初回掲載日』
こちらも、グラフの単位に注意してください。
ホラーとコメディーがひどいですね。
短編に制圧される過疎ジャンル。
2020 年 3 月の仕様変更の影響だと思いますが、環境がぶっ壊れて、そのまんま。
そんな様子がはっきりと見て取れます。
他方、アクションは、そこまで影響を受けたようには見えません。
理由について、これは筆者の推測ですが、作品の供給量の違いではないかと思います。
ホラーやコメディーの場合、ワンアイディアでオチまで書けるので、短編を量産しやすいはずです。
アクションの場合、その『ワンアイディア』というのは、アクションシーンとか、主人公のチートスキルとかになるわけですが、それだけで一作書き上げるのは、なかなか難しいでしょう。
中心となる『アクション』だけでは不足であって、その前後がどうしても必要になります。
それと……そもそもの話、これって……何を書くジャンルなんでしょう?
『ホラー』と『コメディー』は、まあ、なんとなく分かる気がしますけど。
『アクション』って。
なろう系?
サスペンス?
剣豪もの?
ミリタリー?
異能バトル?
全然分からない。
分からないから、書く方も読む方も困る。
困るから、書かれないし読まれない。
結果、『「アクション」っぽい何か』の愛好者だけが集まって————
『飽きてきた』などと言いながら、無駄話が長くなりました。
いい加減にしておきます。
次のページでは、大ジャンル『SF』の 4 ジャンルについて、まとめて見ていきます。




