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Momo(非公開)  作者: ももちよろづ


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22/22

家庭教師 KU-YA!

―― スマイル団アジト ――



「えぇ~っ!?コモモの家庭教師ぃ~っ!?」


「ああ……」


「何それ!?」


「何でも、セレブリティ卿から、直々のご指名だとかで……」


「……それ、コモモちゃんの、策略なんじゃないの?」


「そうかも知れん……」


「うぅ~……」


「しかし、報酬は、5万ゴールドだ」


「ごっ、ごまn……!」


「酒場の借金も、まだ返済し切れてないし……断る訳には……」


「う~~ん……」




~ 翌日 ~


―― セレブリティ家 ――



「クーヤお兄ちゃぁんっ!」


「やぁ、コモモ」


「わぁーい!」


「こらこら、今日は、遊びに来たんじゃないんだからな」


「はぁーい」


「じゃあ、宜しく頼むよ、クーヤ君」


「畏まりました、セレブリティ卿」



「で……、何のお勉強を見れば良いのかな?俺は」


「しつけ、だって」


「えっ?」


「『おまえも、セレブリティけのじじょとして、そうおうの、きひんをみにつけるのだ!』って、パパが」


「成る程な」



「じゃあ……、俺が執事役になるから、コモモは、お嬢様らしく振る舞ってごらん」


「はぁーい!」



「では……


 コモモお嬢様」


「キャッキャッ」


「本日の御夕食は、何に致しましょう?」


「桃のフルコースが食べたいわ」


「畏まりました。シェフに直ぐ作らせますので、食堂へ」


「はぁ~い」


「食後は、ヴィヴィアージュ邸のパーティへの出席となっております」


「きゃあ、エスコートしてね」


「ヴィヴィアージュ伯爵から、ダンスのお誘いを受けておりますが……」


「オジサンは、ちょっと……」


「では、お断りして宜しいですか?」


「しつ事は、おどらないの?」


「お嬢様のお望みとあらば。それより、貴女は、セレブリティ家の後継者なのですから、それらしく振る舞って頂かないと」


「へいき、家はリオン姉さまが、つぐから」


「それでも困ります、他の貴族との関係を保つ為にも」


「袖の下で、何とかしといて」


「お金で何でも解決しようとするのは善くありません。印象は良いに越した事はありません」


「だってコモモ、太ったきぞくのオジサンとおどるの、ヤだもん!」


「その言葉遣いです、普段の言葉遣いから直していかないと」


「……わかりました」


「お利口です。では、私と踊りましょうか」


「キャッキャッ」



「ふー……なんだか、たいへん」


「ははっ……でも、流石は令嬢だな。きちんとすれば、それなりに見えるじゃないか」


「そう?」


バチンッ


「こらこら」


「ウフッ」



「ん!?」


「? どうした?コモモ」


「そこの……まどガラスに……はりついてる、おんなのひとが……」


「なにっ!?」



「…………………………」


(モモだ……!)


「コモモ、ちょっと待ってなさい」


「うん」



「何してんだよ……」


「だって……コモモちゃんと、二人っきりで……!」


「……夕方5時には上がるから。そしたら、一緒に帰ろう。な?」


「うん……待ってる……!」



「悪い、悪い」


「あの女の人、だぁれ?たしか、おはなし会にも来てたよね?」


「え?いやぁ」


「……すき、なの?」


「い、いやいやいやっ!ただ、同じスマイル団に入ってるってだけで……!」


(こっ……この二人の衝突は、何としても避けないと……!)


「……ふぅ~ん、そう……」



クルッポー


クルッポー


クルッポー


クルッポー


クルッポー……


「ん、5時だ」


「今日は、ありがとう、クーヤお兄ちゃん」


「いやいや」


「コモモが世話になったな、クーヤ君。夕食も食べて行かんか」


「い、いえっ、そこ迄甘える訳には……」


(帰ったら、モモの飯があるし……)


「えー、一緒に食べようよー!」


「コモモも、こう言ってる事だし……」


「はぁ……では、頂きます……」


「わぁーい!」



「……5時、過ぎたのに……クーヤ、遅いなぁ……」


♪~


「あっ、LINE。『少し長引く』かぁ……」



「悪い、待たせたな、モモ」


「クーヤぁ~~~!」


がしぃっ


「こらこら、まだ外だぞ///」


「うぅっ……!」


「さ、帰ろう」




―― スマイル団アジト ――



「ふぅ、やれやれ……」


「クーヤの好きな甘口カレー、朝から煮込んどいたからね!」


「……!」


(今しがた……セレブリティ家のディナーを、腹いっぱい食って来たばかりだ……!)


「……食べないの……?」


「い、いやぁ、美味そうだなぁ、モモ手作りカレー!かははっ」


「そう?たっぷり作ったから、どんどん食べてね!」


(ちくしょー!)




―― セレブリティ家・コモモの部屋 ――



「…………」


(きれいな、ひと、だったな……)




「レナぁー、くちべに、かして」


「コモモお嬢様には、まだ早いですわ。どうしたんですの?」


「いいからぁー!」

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