7:笑っちまうかもしれないけど、多分それは愛だ
レビュータイトル
なろう69万作品の中に『愛』があるとすれば……それはきっとここにしかない。
レビュー本文
なろうに『愛』はあるのか?
ここには幾万の恋愛小説がある。わたし自身、割と読まれた恋愛ものを書いたこともある。
恋愛ものじゃなくてもいい。
ファンタジーの冒険小説だろうと、コメディだろうと詩だろうと、愛はあらゆる文脈で語られる。
幼なじみ、身分違い、溺愛、すれ違い、奴隷を救い、ハーレムを築き、使い魔を愛で、母を愛し、娘を愛し……。
だがそれは『愛』なのか?
好きな人を愛し、我が子を愛し、自らの所有物を愛でる。当たり前のことだろう?
『愛』とはその程度か?
無償の愛は、Agapeは語られないのか?汝の敵は愛せないのか!?
……ここにある。
『愛』はここに。
69万の物語に埋もれ。
電子の海の片隅で。
お前に見つけられるのを待っている。
……多分、な。
種別:短編
ジャンル:純文学〔文芸〕
作者:村崎羯諦
あらすじ
イェム・パーサーは俺が今まで出会った人間の中でも飛び抜けて変わった男だった。いや、変わった男というよりもむしろ、狂った男と言ったほうが正確かもしれない。
キーワード
ハードボイルド アメリカ
掲載日
2019年 06月14日 22時36分
文字数:3,327文字
URL:https://ncode.syosetu.com/n4688fo/
短編のレビューを載せる気は無かったんだが、ぎゃてーさんの『余命3000字』書籍化するって言うし!
おめでとうございます!
マジメなレビューも書けるのよ!
『笑っちまうかもしれないけど、多分それは愛だ』が短編集に載ることを期待しつつね。