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決闘とNo.0001

どうも最近同じような事しかしてない朝廷です。

日間ランキングありがとうございます。

PVも日に日に伸びていって嬉しいです。

それでは決闘とNo.0001スタートです。

【YouDie……】

【デスペナルティ発生】

【所持金とインベントリ内のアイテム減少】

【ステータス2時間低下】

【最後によった町バレンにて復活します】

【それではジェネレートコードオンラインを引き続きお楽しみください。】

そんなアナウンスの後俺が目を覚ました場所は、町の中心の噴水広場だった。

空は森に入ってからは気づかなかったが夜になっている。

なるほどデスポーンするとここに来るのか……

インベントリを確認すると、若干中のアイテムが少なくなっている。

まぁこの素材は売るか……

俺はそう思い立つとモンスターの素材の買取りをしている、ギルドの方に足を進めた。


ギルドは東西南北にある門の内の南門の近くにあった。

因みに軍の本部は東門の方にある。

軍の敷地はかなり広いため、東門の方は言わば軍エリアと言った方が良いだろう。

それに比べたらこちらの南門はギルドエリア、ギルド直営の店や宿が並んでいる。

因みに俺が眼鏡を買ったのは、西の職人エリア。

そして北はこの町を納める貴族等の貴族エリアらしい。

らしいと言うのもプレイヤー達にとってはそこまで関係の無いエリアだから情報が少ない。

噂によればクエストが埋まってるらしいけども……


「全部で4000Gですね。ご利用ありがとうございました。」

そんなこんなしてるうちにギルドでの買い取りも終わり、俺はギルドの外に向かう。

途中何人かのプレイヤーとすれ違ったが、見たところ【軍隊】所属の軍服を着ている人は少なかった。


そのままギルドを出ると、目の前で数人の男女が言い争いをしていた。

正確には1人の女性と5人のパーティーと思われる男性達だが。

何について言い争っているのか良く聞こえないが断片的に聞こえる言葉を繋げると、パーティーの方が先に見つけていたゴールデンモンスターを女性が狩ってしまったらしい。

それは別に悪くないのでは?と俺は思うのだがまぁ様は、ゴールデンモンスターを狩れなかったのを自分達の実力不足ではなく、女性が先に狩ってしまったせいだとしたいのだろう。

と、そんなことを考えているといつの間にか決闘をする流れになったらしい。

男達は各々武器を構え、女性に向かっていく。

女性は不敵な笑みを浮かべると、防具を軍服に変え、いわゆるビームソードを構える。


なるほどあの女性、【軍隊】所属か……普段着のような服を着てたから分からなかった。

俺の中では一気に応援の天秤が女性の方に傾いた。

ビームソードは光線系の武器で女性のはシンプルな片手剣サイズだ。

普通の剣が「叩き切る」物だとすると、ビームソードは「焼き切る」と言えるだろう。

まぁ切ることに寄せてる分威力は低くなっているが……


女性は向かってくる男性達に向かって一閃。

すると一陣の風が吹き、男性達がたたらを踏む。

多分女性の方はSTRを高めに振っているんだろう。

男性達が驚いた顔をする。

その隙を女性が逃すわけもなく一気に近づいて一人づつ切り飛ばす。

すると直ぐに決闘の勝利表示が出る。


強いな……

PSもさることながらLVも中々に高いだろう。

俺は凄い人もいるものだと思いながら歩みを軍本部に進める。


すると後ろから誰かが走ってくる音が聞こえる。

「ねぇ!そこの眼鏡のキミ【軍隊】所属だよね?」

その声に驚きながらも振り向くと先程の女性プレイヤーが居た。

その顔ははっきりとは見えていなかったのだが、真正面から見ると女性と言うより少女の様だ。

赤い髪と白い肌に黒い特有の軍服が良くあっている。

とてもさっき決闘をして、自分よりも大きな男を5人倒した人には見えない。

俺はそんな考えをしながらその言葉に頷く。

「そうだよね!まぁ軍服着てたから分かってたけど一応ね!それで番号は何番!?」

番号?隊員番号の事だろうか……

俺はそう思いながらも指を3本立てて答える。


すると少女は目を輝かせる。

「3番?No.0003って事だよね!良し!ようやく2人目を見つけた!」

その様子に俺がポカンとしてると、

「ってごめんごめん自己紹介もなにもしてなかったよね。私は隊員番号No.0001アカネ。今は隊員番号が一桁台の人を探してるんだ!キミの他にはNo.0002が見つかってるよ。ところでキミの名前は?」

と、怒濤の勢いで聞いてくる。


俺はその勢いに押されながら

「ウィル」

と答える。

「へー喋れるんだ!なら最初から喋れば良かったのに……まぁいっか。それじゃフレンド登録しようよ。」

その勢いのままフレンド申請がとんでくる。

断る理由もないので了承すると、

「ありがとう!それじゃあウィル君またね!」

と言いフィールドの方に向かって行った。

まるで嵐のような人だったな……

まぁ実力もあるし、今度一緒にパーティーとか組めたら良いな。


「こんなの初めてだ。武器渡した初日に武器ぶっ壊してくる新米なんて……まぁお前の場合特殊なカスタムがついてるからしょうがないとは思うけどそれにしても速すぎるだろ……」

俺がミッションの報告をし終わった後にリュウの所に行くと、そんな事を言いながら笑い飛ばしてきた。

そんなリュウを【巫】を渡しながらジト目で見ていると、リュウは笑い顔を直しながら、

「わりぃわりぃ。ついな……それでこれを直せばいいんだろ?」

と聞いてきた。

俺がそれに頷くと

「それじゃあ直しとくけど1日かかるからな。」

と俺から受け取った【巫】を特殊な機械にはめながら言ってきた。


一日か……その間に【体術】の練習とかして、リアルでも飯を食べるか……

俺はそれにも頷き、踵を返す。

さてと先ずは訓練棟に向かうか……

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