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装備の受け取りと【防具システム】

本日2本目です。

光が止むと、そこは木を基調とした部屋だった。

多分と言うか絶対ここは【軍隊】の部屋だろう。

部屋の中にはアイテムを保管するようの箱、インテリアとしての小さな机と椅子。

他には服をかけるようのクローゼットや本棚等があった。


窓から外をみてみると外は朝のようだ。

クローゼットの中には軍服一式が入っており、着替えるとただのインナー姿からあの空間で見た軍服姿に早変わりした。

着終わると視界の右端に!マークが出ておりタップすると目の前にウィンドウが開かれた。

ーーーーーーーーーーー

チュートリアルクエスト

寄宿舎から出て君の装備を手に入れよう。

説明

君の装備は今整備士が持っている。

その整備士に会いに行こう。

報酬

量産型低級光線銃【巫】

ーーーーーーーーーーー

そのクエストは自動的に受諾され視界の左端のマップに道案内が出ている。

俺はその案内通りに進み寄宿舎から少し離れたところにある建物にたどり着いた。


入ると中には色々なプレイヤーが居て、説明を受けている。

俺はそのプレイヤーを尻目に見ながら目的地にたどり着いた。

そこには若い一人の男が居る手元には俺の銃がある。

「ようやく来たか迷い人の新米。ほらお前の武器だ受け取れ。注文通りにカスタムしといたから。」

俺は黙って頭を下げる。

「良いって、これが俺の仕事だし面白いカスタムもさせてもらったからな。俺は整備士のリュウ。あんたは?」

「俺はウィル、よろしく。」

「おぉよろしくウィル。それにしてもお前口数少ないな?まぁ別に俺は気にしないけど、上官相手には気を付けろよ?まだランク1なんだし。まぁ迷い人だからしょうがないか……」

これは設定として俺たちは少し前に来た迷い人で、そのまま【軍隊】で保護。訓練の後ランク1兵士として入隊といったところだ。因みに迷い人とはプレイヤーの事で、俺達が初めてじゃなく前にも何人かいたらしいが今回みたいにいっぱい来たのは初めてとのこと。

「心に止めておく。」

リュウの忠告に俺はそう答え【巫】を手に取る。

すると【巫】はポリゴン片になり無くなる。

それと同時に俺の右手の甲にQRコードのような物が出てくる。


そうこれが光線系の変わったところ。

使用方法は、このQRコードに俺の隊員番号等が刻まれてる専用のカードをかざすと出てくる。

様はジェネレートされるって訳だ。

これがこのゲームの根幹に関わって来るとは思うのだが、良くわかっていない。

ネットでの考察も様々な物が飛び交い、βテストに外れた俺の心を更に蝕んだことは記憶に新しい。

そんな俺がコードを見つめじっとしていると、リュウが話してくる。

「やっぱりそれ不思議だよな。最初に受け取った奴は何時もそんな顔をしてるよ。」

「どういう仕組みなんだ?」

「さぁ?良く知らないけど、どっかにあるメインシステムって奴に取り込まれてるみたいだぜ。それ以外は俺も知らん。」


メインシステム。

この話は考察も出ていたが全く持って何も分からないブラックボックス。

【軍隊】のランクが上がれば何か分かることもあるのかも知れないがまぁ今は謎だ。

「それじゃあ」

「おぅまた壊れたりしたら来い。直してやるぞ。」

そう言って手を振られる。

リュウがいた建物から出ると目の前にウィンドウが出てクエストクリアと表示される。

さてこれで一旦は暇になった。

このままクエストに挑むことも出来るが、俺は先ずこの武器を試して見ようと思い、訓練棟に向かった。


訓練棟に行き、受付にいる女性に胸元に入っていたカードをしめす。

「ランク1 ウィルさんですね?ご案内しますどうぞこちらへ。」

俺はその言葉に静かに頷き着いていく。

案内された部屋の中には、数々の的がある。

女性がコンソールを操作すると、的が増えたり動いたりする。

「ご覧の通りこの的は、このコンソールで操作できます。終了するときはここの電源を落として、受付に終了する事を伝えてください。」

それでは失礼しますと続け彼女は出ていく。

さてそれでは始めようか……


先ずは武器を出そう。

俺は受付でも示したカードをコードにかざす。

【メインシステムに接続】

【隊員番号No.0003 ウィル確認】

【データベースと照合】

【量産型低級光線銃【巫】ジェネレート】

その無機質な音声が脳に響き手元に【巫】が現れる。

おぉ……事前情報で知っていたが、実際に見ると実にワクワクする……

やっぱりこの所属にして良かった……

よしもう一つの方も試してみるか。

俺は【巫】の側面にある手と似たようなコードにカードをかざす。

【巫システム起動】

【メインシステムと巫システムの同調を開始】

【【巫】内に【防具システム】のカスタムを確認】

【メインシステム内の防具システム起動】

【巫システムにコピーそして転送】

【防具システムを使用する場合は事前に決められたワードを唱えてください】

「変身」

【使用者の音声確認。防具システム起動します】


そして俺は黒っぽい軍服から黒い近未来的なデザインのスーツに変わっていく。

頭には軍帽の代わりに黒いフルフェイスヘルメットがつけられる。

こんな感じか……格好いい……

その通りつまりこの変身をするときには自分の武器にカードをかざし、「変身」と言わなければならないのだ……

これが嫌がる人はかなり嫌がった。

俺は普通に某特撮の様で面白いと思うんだけどな……

動きも制限されないし、近未来的で格好いい。

まぁファンタジーな設定からしたらかなり方向性が謎になってしまうが、このゲームの設定的にはあってるだろう。

さてそれでは少し練習といこうか……

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