表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/35

天気雨の夜

「ねぇ、イルム...全ての神って誰のこと?」


私は呟くようにイルムに聞いた。


「....それは我でも言えぬ...」


言ったらイルムが死んじゃうとか?


まさか。


そんなファンタジーなことが


有り得るわけが無い。


すると、またあの木から葉っぱが落ちるのが


見えた。


今度は先程とは違い、黒い文字だった。


その瞬間、辺りは暗闇に包まれた。


夜になったのだ。


もしかしてここは木が全てを決めているのかな?


じゃあ全部の神っていうのは神木のこと?


「未唯、暗いから本堂入れ」


と本堂の戸を開け私を手招いてる。


「はい」




本堂の中は思っていたより広くて、


イルムと似たような動物が沢山居た。


見つかったら面倒くさそうだ。


「あ、未唯。敬語じゃなくて良い」


「へ?」


驚きすぎて変な声が出てしまった。


恥ずかしい...


「分かった...」


ちらっと慧さんの方を見ると笑っていた。


少しムカつく...。


そこに、黒いイルムのような動物が走ってきた。


「慧様、今夜は『天気雨』です」


「そうか。じゃあ未唯、せっかくだからやってみるか」


そう言って私に微笑んだ。


「我も行く!」


「お前は留守番だ今日はエルを連れてく」


「御意」


この子エルって言うんだ..。


なんか忍者感あるなぁ..。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ