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掟を破った死神は

「嘘....」


「未唯...」


私が現実を受け止められないでいると、


後ろから小さく、か細い声で


暁ちゃんは私の名前を呼んだ。


「暁ちゃん!大丈夫なの..?」


「うん、大丈夫....だけど、未唯は大丈夫?」


「...大丈夫だけど、大丈夫じゃない」


「お兄ちゃんってなんで死神になったの?」


「私が名前をつけてしまったから?」


「それとも、掟を破ってしまったから?」


「掟ってなんなの?」


「お兄ちゃんは何であんな風になったの?」


「何で、私はお母さんにお兄ちゃんと暁ちゃんのことを伝えられて無かったの?」


私の口からは沢山の疑問が溢れ出る。


「何で────」


「落ち着け未唯」


その時、慧さんが私を優しく抱きしめた。


「シウは裏神社の管理人だった」


「一方、暁は表神社の管理人だったんだ」


「ある日、シウと暁は未唯について喧嘩した」


「その時にシウは暁に対して暴行を行った。──掟を破ったんだ」


「それで、死神になった時シウは1度未唯に会った」


「なんで...」


「多分、単純に未唯に会いたかったんだろうな」


「未唯、シウ兄さんはね未唯が生まれる前日に死神になってしまったんだよ」


そう言う暁ちゃんは切なく、


哀しい顔をしていた。


「それで死神になったシウは未唯に名前を授けられ、本当の死神になってしまったんだ」


「死神になった人間はどうなるの...?」


「それは....」


その問いには誰も答えてくれなかった。


だが、ある1人を除いて。


「巫女ちゃん、死神になった人間は『死』を待つか、神に殺されるかの2択なんだよ」


そう言ったのはルイだった。


「そんな...」


私の情けない声と共に


この場からは音が消えた。

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