表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

1話 人間だったらよかったのに

人生初投稿です。分からない点などありましたら、気軽にコメントして下さい。

よろしくお願いしますm(_ _)m

 


「お別れ…だね…」


 桜の舞う中、中学校の卒業式を終えたばかりの人族と魔族のハーフの少年が呟いた。


「そうだな、でも大丈夫だユウ、そんな顔をするな、また会えるさ」


 そう応えたのは魔族の少年


「でも、魔族と人族で戦争するかもって、レイは…軍人になるんでしょ?」


「確かに戦争をするかもしれないが、ここは中立国家だし、この国と戦うことはないと思うけど」


「そうだね、また今度あった時、魔族帝国のこと教えてねレイ」


「ああ、いっぱい教えてやるよ。だから、お前もたくさん話を考えておけよ。あと、あの子と仲良くしろよ。頑張れ」


「う、うん。頑張るよ」


 人族と魔族のハーフの少年が頬を少し赤くして応えた


 そして二人は別れを告げた。また笑って話せる時に会えると信じて





 そこで、(ユウ) 天音(アマネ)は目が覚めた。


「懐かしい夢を見たな」


 ユウは呟いた。あれからもう2年。ユウは今、ニュートル共和国の学園都市ロットルに住んで魔術工学を学んでいる学生だ。生活に役立つ機械を作って、毎日を楽しく過ごしている。


 ユウは、ニュースをつけて高校に行くための支度を始めた。特に朝に弱いわけではないので余裕がある。寮だから学校も近い。


『トーロット人族連合国とトラスゼン魔族帝国は、いまだ戦争が続いています。それに対して峰岸(ミネギシ)首相は中立の立場を貫くと表明されました』


 ニュートル共和国は、中立の立場で、魔族と人族の差別はない。しかし、連合国は魔族を帝国は人族を差別している。


「戦争、早く終わるといいなぁ…レイ大丈夫かな」


 ユウは、他人事のように呟いて、夢で見た親友のこと思い出していた。

 

 そんな事を考えていると、扉の開く音がした。


「おはよぉ〜」


 眠そうに目をこすりながらあいさつしてきたのは、同じ部屋になったレオン・オードルという魔族の少年だ。金髪でワイルドそうな見た目だが、結構お調子ものだ。


「おはよ」


 レオンは顔を洗いに洗面所に行って、なぜか面白いものを見つけたような顔で戻って来た。


「そうそう、昨日の夜に面白い都市伝説を見つけたんだ」


 レオンはそう言って語りだした


「なんでも、トーロットが魔導生物の実験をしていたことが発端で今こうやって戦争になってるらしい、その魔導生物はあまりにも危険で、一体だけで、都市を壊滅されられるとか」


「はぁ〜そんな物いるわけないだろ。というかその都市伝説は面白くないよ」


 そもそも、魔導生物は国際法で禁止なのだ。

 トーロットが破ってないとは言えないけど…


「そうかぁ?結構おもしろいと思うんだけど」


「そんな事より、そろそろ出ないと遅刻するよ、今日は魔族は魔力生成炉の検診があったよね」


「あっやばい、忘れてた!って人族の魔力操作神経の検診も今日じゃなかったか?」


 急いで支度をしながらレオンが聞いてきた。


「そうだね」


 僕はしっかり覚えている。


 魔力生成炉とは、魔族だけが持つ魔力を体内で生成する器官だ。そして、魔力操作神経は人族だけが持つ魔力を操作できる神経だ。ちなみに、人族と魔族にはそれ以外の違いはない。外見に関しても。


 僕は魔族と人族のハーフで魔力生成炉と魔力操作神経の両方待っているけどハーフは迫害の的だから偽っている。


 この魔族と人族が共存するニュートル共和国でも例外じゃない。


「お〜い、準備できたぞぉ」


「分かった行こうか」


 だから、いつも思うんだ…


「僕も人族だったらよかったのに」


 誰にも聞こえない声で呟いた。

お読みいただきありがとうございます。m(_ _)m

面白いと思ってくれたかたは、ブックマークや評価よろしくお願いします。m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ