みんな ちがって みんな おんなじ
私達ひとりひとり
みんな違うと言うけれど
私達の目から見て
初めて分かる違いなんだよね
例えば同じ哺乳類
ペットで飼う犬や猫は
人と触れ合う時間が長くて
その差は見えてくるけれど
熊や牛から差を見つけるのは
きっと難しい
もう少し離れて
昆虫になったら?
爬虫類なら?
植物だったら?
微生物なら?
日々触れ合うものから離れていくほど
きっとその差は見つけられない
でもきっとひとつひとつに差は合って
長くそれに触れ合う人には
その差が見えてる
差を比較するために遠く離れるとして
私達より大きいもの
例えば惑星なら?
例えば太陽系なら?
惑星と衛星は
原子核と電子の関係のようにも見えて
太陽系は恒星を中心とした
一つの分子構造で
銀河系は寄り集まった一つの物質で、と
そんなふうに考えることは出来ないかな
地球も一つの生命と捉えて
その中に生きる私達は
地球から見れば微生物
微生物同士がもしも互いを比較するなら
微生物にとっての私達は
地球だったり
太陽系だったりするのかもしれない
微生物から見て
私達の差なんてきっとわからない
銀河系から見れば、
私達の差はおろか
地球と火星の差だって、
原子番号の違いによる性質の差
ぐらいにしか見えないかもしれない
私達が見えてる違いって
本当に些細なもので
だけどそのひとつひとつが私達には大切で
とても愛おしく思えてるのだから不思議
でも私達にはわからないだけで
原子核も
微生物も
地球も
太陽も
太陽系も
銀河系も
みんなおんなじ風に思ってるかもしれない
私達って不思議だよねって
私達の目に見えない世界でも
互いを思い合うようなことがあったり
私達の目では認識できない世界でも
互いに惹かれ合うようなことがあったり
そんな妄想はきっとはるか昔から行われてきて
何も変わってないと思うのか
はるかに時を超えたとしても
人は人なんだなと思うのか
次元の軸が1つ上がれば、
時もただの計測される座標の1つだから
どこまでいっても本質が同じであるのは
当然なのかもしれない