異世界考察
夜も更けてきた。
今夜は野宿だ。
さっき狼を倒した場所から、さらに上流に移動した。
血の匂いでさらにモンスターがくるのを警戒したんだが、よく考えれば人は下流に集まるのか??
しかし、すでに4体も死体を流しているので下流に行きたくないな。
とりあえず上流で過ごして、日が明けたら下流に移動しよう。
とりあえず洞窟とか大きめな木の穴とか探してみたが、ない!
なので、近くの倒木を3つほど岩山にかけて簡易的な壁を作り、その間で寝ることにする。
火はさっき起こしたのを残してたので、それに薪をくべる。
虫とかよってきたら嫌だからな!
と、そんなこと思いながら赤い実を食べてる。
ここで異世界であろうこの世界について考える。
まずモンスターがいるので地球じゃないと思う。
しかし、異世界かはわからん。
月が二個とかあるなら異世界だろうが、曇っててわからんし普通に呼吸してるしなー。
まぁ、異世界の可能性が大だろうが、ファンタジーな力とか発現したわけでもないしな。
なので、ファンタジーの力に目覚めたいと思う。
具体的には「魔法は創造だ!」のファンタジーあるあるを元に、火とかイメージしてみよう!
んー、集中してみるも何もなかった!
体の中に異物とか感じようとしても、なんもでない!
他にやることもないので、瞑想してみるも普段と変わらん!
色々ウンウン言ってみたが何もないので、そろそろ諦めて寝ようかと思ったとき、近くの茂みから物音が聞こえた。