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だからこの細い線で

彼らの日常賛歌

-第一部「 Starter and Assaulter 」

 -第一章「 細い線 」

  -第六話「 だからこの細い線で 」

 もう数分経った。荒い息はまだ治まりそうにない。肩を上下させ、手先が震えて、気を抜けば腰も抜けてしまいそうだった。数メートル先に倒れた少女を見た。日本人らしい真っ黒な髪は腰の辺りまで長く伸びている。その黒髪は今、アスファルトの上に広がって、その中心に、死に血に塗れた美貌をたたえていた。感情的になって、人を殺した。しかし、それは仕方のないことだ。正義の邪魔をするものもまた、悪なのだ。手が震えるのも、息が荒くなるのも、自己の深いところで自分を悪だと思っているわけではない。ただ、男はまだ、裁くということになれていないだけなのだ。

 あたりを見回した。目の届くかぎりでは、男と男の足元で伸びている少年、そして眉間にナイフを突き立てられ、目を見開いたままの少女、その三人しかここにはいない。さっきから人の気配は無い。もしや、この通り一帯の家は全て廃墟なのではないかと思われるほどだ。男が叫んでも、誰も出てこないのだから、あながち間違ってはないのかもしれないが、本当にそうだったなら不気味だ。はやくここから立ち去るべきだ。そうすると未だにおきることの無い少年の処分は、もう決まったも同然だ。少女と違って、男に賛同するかもしれないが、起こす時間も説得する時間ももったいない。口封じをするしかないのだ。

「さよならだ」

 レインコートは返り血を浴びても大丈夫なようにというちょっとした保険だ。だから、足元まで隠すようなことはしていない。ポケットからナイフを取り出しながら、少年の体から、一歩二歩、離れて行く。少年の顔はとても安らかなものだった。目をつむって、笑っているというわけではなく、無表情だが、男が見たここに来る途中の無表情と比べると、少し雰囲気が違う。これから天国に行くということを確信しているかのようだ。男はナイフを構える。右手に持って、軽くふりかぶるだけだ。男の能力にとって、ナイフを投げることにはあまり重きは置かれない。軌道と速度を操る能力は、投げなくても手を離して落とすだけで発動できる。投げるのは、ただの気分みたいなものだった。右手が震える。男は人殺しには慣れていない。もう、三人殺した。後には引けないのだと、無理矢理こじつけて自分を奮い立たせていた。そんな考えに頭を支配させていたからだろう、アスファルトの砂埃を踏み擦る音に気づかなかった。

 夕季は震える男を見ていた。黒髪とセーラーの背についた砂を払いつつ、右手にナイフを持って、立っていた。その胸に怒りと呆れを詰め込んで、しかし、楽な格好で立っていた。左手は腰にあてて、右手のナイフはひらひらと空に泳がせている。夕季が持っているナイフは、さっきその眉間に突き立っていたものと同じように見える。だが、血がついていない。そもそも夕季自身、その顔に血の跡は無く、眉間にも傷ひとつなかった。地面のアスファルトにも、何の痕跡も残っていない。

 男は夕季がそこに立っていることに気づいていないらしかった。このまま、放っておけば桐得は死ぬ。いや、あるいは能力が見れるだけかもしれない。桐得は、もしかしたら、気絶などしていないのかもしれない。打ち倒される前の一瞬の嘲笑は、のこのことやってきた犯人に対するものではなかったのか。このまま放っておけば、桐得の気絶が嘘かどうかは分かる。だが、嘘で無かった場合、桐得は死ぬ。桐得は嫌いだったが、そんな仕返しの仕方は卑怯で夕季の癪に障る。大体、人を見殺しにできるほど、夕季は腐っていない。

「そんなへっぴり腰で、人を殺せるのかしら」

夕季は楽しそうな表情を作って、けしかけた。心の奥底からの表情ではない。今すぐにでも怒鳴りつけてぶん殴ってやりたかった。だが、あくまでも冷静に行動して、相手を自分のペースに引きずり込むのが得策だ。何を言って、どんなしぐさをすればいいのか、それさえ分かれば問題は無い。演技は得意で、中学生のときには演劇部に入っていた。高校でもそうしたいのだが、この一連の事件のせいでまだ入れていない。

 男は驚いた。体ごと夕季の方に振り向かせようと九十度その場で回転して、同時に、とにかく後ろにと跳んだので、古い家の塀に腰をしこたま打ち付けた。その拍子に、震える右手からナイフが滑り落ちた。男は口をぱくぱくさせて、何か言おうと試みたが失敗している。投げるもののない隙だらけの男。こんな好機を逃す夕季ではない。ナイフを後ろに投げ捨てると、先より二倍ほどに伸びた夕季と痩せ型男の距離を、一気に駆け詰めようとする。だが男も驚いているだけではなかった。慌てふためきつつも、ジーンズの右ポケットにいれた数本のナイフをばらまきつつも、一本つかむと放り投げた。軌道を操る能力は、慌てていても何とかなった。夕季の眉間に突き立てたときより若干遅くて、ブレもあるが、夕季の右肩を射抜いた。ぐっと小さく呻いて、苦痛に顔をゆがめた。夕季の足が生み出した運動エネルギーと、超能力で加速したナイフが持つエネルギーは相殺されゼロになって、夕季はその場にがくりと膝をついた。右肩のあたりをにじみ出た血が染める。夕季はすぐに左手でナイフを引き抜いた。血が噴き出す。しかし、次の瞬間、空中に噴き出していた血も、セーラーを染めていた血も消えてなくなっていた。右肩には傷すら残っていない。

「何なんだお前は」

男は地面に落ちたナイフを拾っていた。もう震えは治まっているが、後ずさりながら距離をとる。数メートルは少し小さくなって、あと二メートルと少しで夕季は男を殴りつけられる。

「何って、ただの超能力者よ」

夕季の額に汗が浮かぶ。おびえる男と、悠然と構える夕季では夕季のほうが優位にたっているように見える。だが、一概にそうとも言えなかった。夕季のたてた作戦には、一つだけ欠点があった。その欠点を補うためにも、さっさと勝負をつけてしまわないと、夕季は殺される。

 もう一度地面を蹴って走り出す。男は少し冷静さを取り戻したようで、今度は慌てることなくナイフを取り出すと、正確に夕季の心臓を狙った。ナイフの速さも、さっきの速さを取り戻している。左胸にナイフが突き刺さり、衝撃で肺の中の空気を一気に吐き出した。後ろに倒れそうになるのを必死で堪え、そして、地に落ちそうになる膝を気力だけで支えた。体力をかなり消耗した。ナイフは確かに夕季に傷一つつけていないが、しかし確かにダメージを与えている。夕季が左胸のナイフを抜こうと手をかけるより早く、もう一本のナイフが来た。今度は眉間を狙ったものだ。今度もナイフは直撃し、やはり、血が飛び散る。しかし、そのとき、夕季の能力の正体が露呈した。ナイフは確かに眉間の辺りに刺さっていたが、実際に刺さっていたのは眉間ではない。夕季の右手でも左手でもない三つ目の手。その手は眉間に襲い掛かるナイフの盾として、夕季の額を覆っていた。その手をたどると左胸のあたりから出てきているのが分かる。夕季は、自分の体のどこからでも出せる第三の腕を、盾にしてナイフから逃れていただけだった。

「それがお前の超能力か」

「そうよ。三番目の腕を出し入れする能力」

言いながら、夕季は手に刺さったナイフを二本とも一気に引き抜いた。激痛を消すためにも、すぐに腕を戻した。

「腕は私に戻れば傷が治癒する。いや、消えると言ったほうがいいかしら。だから、これがあるかぎりあんたのナイフは、私には効かないわよ」

肩で息をしながら、夕季は強がった。腕を盾にすれば、ちゃんと痛みが走る。それだけではなく、体が疲労していく。ダメージは確実に体に蓄積されていく。汗で髪の毛が頬について離れない。だが、そんなことも気にしていられなかった。立っているのがやっとで、今にも崩れそうな石造りの壁にしがみいていなければならなかった。対峙する男はその様子を見て、急に元気になっていた。弱者は少しでも自分が優位にたつと、すぐ調子にのるものだと、夕季は心の中で毒づいた。

「効かない。そうか、効かないのか。そんなに息荒くして、効かないって言うのか。愚かしいね君は」

男は実に楽しそうだった。夕季はもう、何も言う気もせず、何もする気もせず、そもそももう何も言うこともすることもできないことに気づいた。

「一応聞いてやるよ。俺の仲間にならないか?」

声にするのも面倒で、夕季は首を横に振った。

「どうせそうだと思っていたよ。子供はいじをはるもんだからな。ところで、今、俺は君に何の憐れみも感じないよ。自分のわがままで正義にたてつくような馬鹿に、憐れみなんて感じる必要はない」

嬉々とした声は最後、正義者らしくきちっと語気を強めて締められた。同時に手が動いてナイフが投げられようとしている。夕季は目を閉じた。能力を使えば、確かに、防御することは可能だ。だが、数回防いだだけで支え無しでは立ち上がれないほど疲労してしまっている。腕を戻せば傷が消えるのも誤算だったが、腕に食らえば相当の疲労を食らうのも誤算だった。これはもう死んだ。夕季は突然に恐怖を感じた。同時に、こんな奴に殺されるのかとも嫌悪感を抱いた。桐得への恨みは無い。あのとき桐得と出会っていなければとか、こんなところまで連れまわされていなければとか、そういう過ぎてしまったことを責めるつもりは無い。それで責められるとしたら自分の行いのほうが先だ。夕季はきゅっと目を閉じてから時間の感覚は無くなってしまった。もう数分経ったように思われる。死ぬ瞬間、人は全てのものが遅くなるように感じられるというが、これもそうなのだろうか。いや、おかしい。

 目を開けた。陽の光を久しぶりに見たような気がした。まだ青い空ともう暗い廃墟を背景に、男は両の手を開けて上に挙げていた。男の首筋に白い手とナイフが見える。男の後ろに桐得がいる。ナイフを奪って首筋に突きつけて、そして持っているナイフを全て捨てさせたのだろうか。アスファルトに金属がぶつかる音は聞こえなかったが、確かに地面にはナイフが数本転がっていた。

「やっと、起きたの」

夕季は心底安堵していた。それは桐得に死の淵から助け出されたからなのは明白で、しかし、桐得に助けられたというのが癪で、安堵していると知られるのも癪だったから隠すことにした。苛立って眉根を寄せ、声にもとげをつける。ここまでは完璧な演技だったが、安心して気が抜けたせいで、膝を折ってその場に座り込んでしまった。情けないとため息をつきそうになる。元はといえば桐得のせいでこうなったんだと自分に言った。過ぎたことは言わないのは夕季のポリシーでもあるのだが、桐得に感謝の念を抱くよりは、ポリシーを破ってしまうほうがよかった。

「お前の時間稼ぎのおかげでな」

言いながら、桐得は男の背後から右手で男を引っ張り、左手のナイフを後ろにゆっくりと引く。男はなすすべなく引きずられる。ゆっくりと引きずっていたが、突然男の右足を蹴り、左手に逆手に持ったナイフを明後日のほうに向け、手の甲で男の首を後ろに倒した。蹴ったまま男に引っ掛けるように右足を移動させ、それを軸にして桐得は男の背後から出てくる。右手でダメ押し程度に男の胸を押した。桐得には力は無いが、男も同じように力が無い。一瞬で、男は地面に叩きつけられた。桐得は、痛みに小さな悲鳴をあげる男を見下ろし、ナイフを右手に持ち替えた。

「動くな。妙な真似をするなら、刺す」

気のない声だが、それが逆に怖いのだ。男は何も抵抗できず、桐得を見上げた。

「わ、分かったよ。君らは十分に強い。もう抵抗はしない。だが、聞いてくれ。俺の仲間に、」

「なるつもりはない。俺は夕季と大体同意見だ」

桐得は冷然と遮った。しかし、壁伝いに何とか歩いていた夕季が後ろから抗議の声をあげる。

「起きてたの?」

「最初からな」

男は目を見開いて、しかも開いた口がふさがらないようだ。桐得は目を細めて冷笑した。

「じゃあ何で、最初にナイフを投げられそうになったとき、助けてくれなかったの?私はあんたを助けたわよ」

「お前に何か策があると分かっていたからな。策が無かったら、お前はこいつの仲間になるふりをしていたはずだ」

桐得は男のほうを向いたまま言う。桐得の後ろで、ぜえぜえ息を荒げて夕季は膝をついている。

「まぁ、助けてほしかったなら、すまなかった。今度からは助ける」

桐得の語調はいつもどおりだったが、その言葉はいつもどおりのとげではなかった。夕季は一瞬たじろいだ。しかし、どうせ何か打算があるんだろうとすぐに思い直す。しかし、表面だけだとしても、こう素直に謝られると歯痒いというか何というか。

「別にいいわよ。言いがかりをつけたかっただけだし」

言ってから、ふと気づく。そして、桐得の次の言葉を予想した。

「ガキだな」

「言うと思った。つくづく嫌な奴ね」

 夕季は桐得の隣に立った。まだ息はあらいが、支え無しでも立てるようになっていた。夕季は自分を痛めつけた殺人犯を見下ろす。桐得のナイフを見て顔が強張っている。さて、もう男は抵抗できそうに無いが、どうするのだろうか。これを警察に突き出したとしても、超能力による殺人なんて立証できるはずが無い。殺人犯だ。殺してしまおうか。そうしなければ、こいつはまた同じ罪を犯すかもしれない。しかし、まだ高校一年生という若さで、罪を犯すのは、いや、殺人など一生手を染めるべきでない罪だ。それに殺してしまっては、男と同じ事をやっていることになる。夕季は桐得の横顔を見た。夕季を連れ出したのは桐得だ。犯人を見つけて、その後どうするのかちゃんと考えているのだろう。だがしかし、桐絵は男をじっと見据えて何か考え込んでいるようだった。もしや、桐得は何の考えもなしにここまでやってきたというのだろうか。

「なあ、あんた」

男はふいに声をかけられて、一瞬ぴくりと震えた。

「生きたいか?」

こいつはいきなり何をいいだすのだろう。夕季は目を細め、男は口をぽかんと開けたまましゃべらない。桐得はしばらく待ったが、男から返事は無いので、もう一度問いかけた。「生きたいか?それとも死にたいか?」男は首を振りつつ「死にたくない」と答えた。

「そうか。じゃあ、もう一つだけ聞こう。あんたは人を二人も殺した人間を許せるのか?」

桐得はいつもどおりの平静で問いかける。

「許せるわけが無いだろ」

「許せないなら何をするんだ?」

「俺が裁く」

男が眉間に皺を寄せる。男は今、桐得たちへの恐怖よりも、己の内の信念とでもいうべきものが勝っていた。悪への怒り。今まではどうにもならなかったものの、この超能力のおかげで、男は自分の正義を成すことが出来たと思っていた。男の行動理念は、強力な自己陶酔ではなく、馬鹿げた信念だったのだ。その信念を心の内に据えているかぎり、男は何者にでも立ち向かうことができる。だが、立ち向かう今度立ち向かう相手は、その信念を容易に折ってしまえる人間だった。

「なら、お前が裁け」

桐得の声がふと冷たくなったかと思うと、右手のナイフを捨てた。捨てられたナイフは弧を描き男の顔の横に音を立てて落ちた。このとき夕季は桐得が何をしようとしているのか理解した。

「人を二人も殺した凶悪な殺人犯。つまりお前を裁け」

男ははっと何かに気づく。そしてその手が唇がわなわなと震えだす。だが下唇を噛み締め、ナイフを取って後ずさりつつ吼えた。

「何を言ってるんだ。俺は正義だ」

「残念ながら、この世は勧善懲悪ではない。正義は何をしてもいいというわけではない。そもそも、お前は“人を二人も殺した人間”を許せない、自分が裁くと言った。あれは嘘だったのか?」

「黙れ!」

男は半狂乱になって叫んだ。立つこともままならないようで、手と足で必死に地面を殴り蹴り、後ろへ自分を引きずっていた。怒りよりも絶望に歪んだ表情が、悲痛なものに見えた。夕季はその哀れな痩せ型の男を眺めているしかなかった。同情の気持ちは全く無い。人殺しで、実際に夕季も殺されかけた。拷問のような痛みは受けた。桐得を止めるつもりは無い。止めるつもりは無いが、自分も加わって男への報いをしようなどとは考えなかった。ただ、哀れな馬鹿を見ているだけだ。冷然と近寄っていく桐得のようなことは出来ない。夕季がほうけていたそのとき、喚いていた男は右手に持ったナイフを振り上げた。近づいていく桐得を狙って能力を使おうとしているのは目に見えている。はっと気付いて、走り出そうとした。三本腕を使って防がなければ、桐得が危ない。

 桐得は自分の前に出ようとする夕季を、右手で制した。怪訝な顔をする夕季に対し、桐得はため息を吐いた。

「もう終わった。帰るぞ。誰か来る前にな」

散々叫ばれたし、もう遅いような気もするがと呟きいて、桐得はきびすを返すともと来た道を悠々と歩いていく。夕季は怪訝な表情のまま桐得の後姿を見ていた。ややあって男のほうを見てみると、いつのまにか男は伸びていた。だらしなく口を開けて、目を閉じ、仰向けに気絶している。ナイフは手の内をすべり落ち、よく見ると右肘のあたりからあらぬ方を向いている。

「何をしたの?」

桐得の後姿に問いかけざるをえない。

「能力を使ったんだ。一応死なない程度だが、骨が二、三本折れているだろうな」

立ち止まることなく、振り向くことなく桐得は答えた。桐得の言うとおりなら、この男を放っておくのはあまりよくない気がする。男を一瞥して、しかし、夕季は桐得の方に駆けた。

「どうするのあれ」

「奴の携帯で恋人さんにメールを打っておいた。大丈夫だろう」

それならば放っておいても大丈夫だ。夕季は男の身を案じているわけではない。ただ、殺人は避けたいのだ。桐得の言葉もそのためのものだったはずだ。

 事件は解決したといえる。痛めつけてやったのだし、いくら犯人が馬鹿でもまた同じことをするとは考えられない。これで一件落着なのだ。後は潤一郎と銀時に終わったことを伝えれば、桐得の望みどおり、彼らはまたばらばらに戻る。それで終わりだ。結局犯人は誰にも裁かれることは無く、これからものうのうと生きていくことはできる。だが、仕方が無いのだ。法でも裁かれず、彼らにも裁く権利は無いのだから。

そういえば前回、後書きがありませんでした。

さすがに、あの雰囲気で書くことはできなかったんです。

夕季さァアアアアンッッ!!とか書こうとしましたが、さすがに雰囲気が壊れるので無理でした。

さて、第一章。次の話、後日談的なものを入れて、終わりとなります。いやー、長かった。しかし、推敲しなおさなきゃ。

そして、教訓。プロットはもっと細かく考えよう。

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