最初の出会い
どうもー。前のシリーズがとある理由によりお蔵入りになったので作成しました。投稿ペースは目指せ週一です。
突然だが、俺は弱い。家系は名門で、代々王国最高峰とも呼ばれる名門校「ルーグラシア高校」に首席で入学、トップクラスの成績を残す、というのが当たり前だった。国王親衛隊の隊長である父の血を受け継ぐ子供として、俺はものすごい期待を背負った。
だが、現実はそう甘くはなかった‥‥‥‥
「魔道具適性C 一般並みですね。」そう告げられる。この世界には、魔道具という武器を用いて戦闘を行うのだが、アーティファクトを操る才能、というものが存在する。
俺はアーティファクト適性C 俗に言う一般人レベルだった。ちなみに、この王国の一般兵士で適性B 騎士団長クラスになると適性はAになる。
俺が入学したユーグラシア高校は基本的に適性A以上のものでないと入学は不可だ。ではなぜ俺が入学できたのか?それは親父から教えられた技術によるものだ。それをこの学園で発揮してこい。それが親父の口癖だった。
そうして今日。入学式が執り行われる。
「諸君らは我ユーグラシア高校の狭き門を潜り抜けてきた猛者だ。この高校の生徒であることを誇りに思い、励んでくれ。」テンプレとも言える挨拶を校長が述べる。しばらくたち、自由行動となった。
この高校では、二人一組で戦闘訓練を行うので、僕は自分のペアに挨拶するべく、その人のところに向かった。
「あの、すいません。剣士のアルスさんとは、貴方のことでしょうか?」
小柄な女の子に話しかけられる。チラッと見たが、断崖絶壁だった。残念。
「ああ。俺が剣士 アルス:マグナだが、君は?」
「やっと見つけた‼私は貴方のペアの リー:ガイルズ リーでいいよ これからよろしくね!!」
「あんたが俺のペアか‥ リーはなに志望なんだ?」
「射手志望だよ‼」
「しゅー‥たー‥?」
「校長の話聞いてなかったの?説明あったじゃん。」
「あー‥‥ 寝てたわ。」
「もー。それじゃ一通り教えてあげるね。」それから説明を聞いた。簡単にまとめると、近距離特化の剣士
中距離重視の射手 遠距離特化の狙撃手 罠特化の創造手の四種類に分けられるようだ。入試の時にとったアンケートで決まるらしい。
「そういや魔法使いはないんだな。」
「本当に何も聞いてなかったんだね‥ 魔法は必修科目。どの職業でも一通り学習するよ。そこでの成績で魔法剣士になるーとか決まるらしいね。」
「色々なありがとな。」
「別にいいんだよ。アルスにはこれからたくさん働いてもらうんだから‼」
「あはは。お手柔らかに‥‥」
そんな会話をしているとき、一つの放送があった。
『えー皆さん。自由時間が終わりました。これより事前に決めてあったクラスに皆さんを転送いたします。そこで担任と挨拶をしてくださいねー。』
「は‥?」そんな感じに困惑していたのだが、俺達の意思に関係なく魔法が強制発動。どうやら大規模空間転移魔法のようだ。そうして俺達は教室に転送された。
そこで目にしたのは‥
「‥‥あんたが担任なのか?」生徒の一人がそう尋ねる。まぁ無理はないだろう。なんせ担任は‥‥‥‥‥‥
『幼女』の見た目をしていたのだから。
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それでは、また逢えることを祈って‥‥